ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、よねゆい役・橋本環奈さん!


――結とあゆみ(仲里依紗)がそれぞれの思いを打ち明けて、ようやく仲の良い姉妹に戻ることができました。

お姉ちゃんと結のシーンは本当にいいシーンばかりなんですけど、この時が一番近くに心が寄り添っているのかなと思いました。お姉ちゃんが“真紀ちゃんとの約束を守りたくてギャルになった”と、自分の気持ちを吐露してくれたから、結もお姉ちゃんに対して素直に謝ることができたんだと思います。お父さん(まさ/北村有起哉)とお母さん(愛子/麻生久美子)に、ギャルをやりたいと言うときも、お姉ちゃんが背中を押してくれました。

――歩のせいで結はギャルを嫌いになったり、歩は結に影響を与えてきたと思うのですが、結にとって歩はどういう存在なんでしょうか。

私が結を演じる時に大切にしているのが、お姉ちゃんである歩との関係性。ギャルを嫌いになったのも、まわりに気遣いができるようになったのも、歩の存在が大きかったのかなと思います。結局、結にとって歩は真正面からぶつかれる存在なんですよね。家族は仲がいいけど、家族の前では無理にでも明るく元気に振る舞ってきた結にとって、歩にだけは甘えられるというか、本音がぶつけられる。

だから、歩が糸島に帰ってきた時も、「早く東京帰ったら?」とか「なんで帰ってきたん?」とか強く当たっちゃうんだと思うんです。そういう言葉の端々から、結局、結は歩に甘えている側面もあって、表面的には仲が悪くても、姉妹としての関係性は出来上がっていると思いながら演じています。

――歩役の仲里依紗さんとの共演はいかがでしたか?

もともと里依紗さんのことが大好きで、共演させていただくのがすごくうれしかったんです。だけど、やっぱり最初は結と歩の微妙な関係性もあって、なかなか話しかけられなくて。仲さんもそう思っていたみたいです。歩と結が仲むつまじくなってからは、気さくに話しかけてくださって、本当にいろんな話をしています。

里依紗さんは本物のギャルみたいに、快活で明るくて潔い方。何も包み隠さずにいてくださる感じが本当にすてきだなと思います。しかも、そういう部分は誰に対しても変わらないので、今回ご一緒してから、ますます好きになりました。お芝居をしていても、歩として結に寄り添ってくれるのをすごく感じるので、2人のシーンでは、いつもグッときてしまうんですよね。