NHK放送技術研究所(=技研)で今年も行われた「技研公開2024」(5月30日~6月2日)。

最新の研究成果を視聴者や専門家のみなさんにご覧いただくこのイベント、今年のテーマは、「技術でひらくメディアのシンカ」。放送メディアの“真価”を高める技術の“深化”と“進化”が、29の展示ブースで紹介され、4日間で1万2000人が訪れました。

(展示内容についてはこちら 放送技術の進化を目撃しよう! 面白いものたくさん NHK技研公開2024 | ステラnet (steranet.jp) )

NHK財団では、技研公開2024のファミリーイベント「ラボちゃん工作体験」で配布するノベルティの制作も担当しました。その様子をご紹介します。

体験教室の様子。

技研オリジナルキャラクター「ラボちゃん」の工作資材を準備!

技研公式キャラクター、ラボちゃん。研究や実験にトライするのが大好きな小学校5年生です。このラボちゃんの画像が入った「スマホ・ペンスタンド」が簡単に作れる台紙を、技研公開に向けて用意しました。

NHK技研のキャラクター“ラボちゃん”(左)とスマホ・ペンスタンドの完成品。

技研公開のファミリーイベントに訪れるのは、例年小学生以下の子どもを連れた親子が多く、安心・安全に工作体験できることが大切です。台紙は、プラスチック素材を利用し、ハサミなどの刃物を使用することなくパーツを切り離せるようにしました。また、接着剤等を使用しないので、図をみながら、誰でも簡単に作ることができます。

安全に作れる! スマホ・ペンスタンドの台紙。

技研公開2024 「工作教室」で作ってみた!

工作教室のワークショップイベントは、6月1日(土)、2日(日)の2日間、「技研公開2024」の会場となった放送技術研究所の1階講堂で、行われました。
2日間で1,000人の方に体験していただきました。

遠方から来場していただいた方やご近所の方まで、老若男女、大勢の人が参加してくれた工作教室。一人で迷いなくサクサク組み立てる子もいれば、家族やお友だちと一緒に協力しながら少しずつ組み立てる子も。

子どもたちはみんな真剣! うまくできるかな?

作品が完成すると、照明に当てて眺めて見たり、スマートフォンを実際に立ててみたりと、みんな嬉しそうです。

中には「お母さんに渡すために作る!」と、お姉ちゃんに手伝ってもらいながら工作する子どもも。誰かの思い出に残り、いっぱい使ってもらえればこんなに嬉しいことはありません。

【体験者の声】
「楽しかったー!!」
「自分の部屋のペン立てとして使おうと思います」
「鉛筆をなくしちゃうから、これに入れて使おうと思った」
「お姉ちゃんと一緒にやれてよかった!」
「力加減は難しかったけれど、子どもと一緒に、はさみを使わずに、実際に使えそうな作品ができたのでよかったです」(保護者)

体験してみて、楽しかったという声のほかにも、実用性の高さに満足、という声もたくさん聞くことができました。


イベントの盛り上げに一役買う企画を

今回は子どもたちを連れて来場してくださるみなさんをイメージして、誰もが気軽に安全に組み立てられるノベルティを企画・制作しました。また、技研の公式キャラクターのかわいいデザインを前面に押し出し、親しみやすく、記念品ともなるグッズを目指しました。

ファミリーのみなさん、特に小さな子どもたちにも楽しんでもらえたようで、見ていて嬉しくなりました。NHK財団では、イベントの特性に合わせて、その盛り上げに一役買う楽しい企画を、日々考えています。

(取材・文/NHK財団 展示・広報事業部 佐藤 紘司、花田 歩)

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