放送中の連続テレビ小説「虎に翼」は、9月28日（土）の最終回まで残すところあと3週間。9月30日（月）からは「おむすび」の放送が始まります。

9月4日（水）、「虎に翼」の主人公・猪いの爪つめ寅とも子こ役の伊藤沙さい莉りさんと「おむすび」で主人公・米田結を演じる橋本環奈さんがバトンタッチセレモニーを行いました。

この日が初対面だという2人は、福岡県糸島にあるという設定の、結の自宅セット前で恒例のプレゼント交換を。そして、伊藤さんから橋本さんへ“朝ドラバトン”を手渡しました。

9月２日（月）に「虎に翼」の撮影を終えたばかりの伊藤さんは、「まだ大きな裁判が残っていたり、寅子にとって残された課題があったり、問題は残っているんですけれども、登場人物それぞれの人生がちゃんと丁寧に人間として描かれていると思いますので、最後まで楽しんでいただけたらうれしいです」と、最終回へ向けてメッセージを送りました。

一方、「おむすび」の撮影真っただ中の橋本さん。演じる結は、“ギャル魂”を胸に突き進んでいくキャラクターだといいます。

「最初は『朝ドラでギャル!? 大丈夫!?』って驚いたのですが、本当に今までになかった朝ドラになるだろうなと思います（笑）。撮影していても楽しいシーンが多くて、見ている皆さんにも明るい楽しい朝を届けられるんじゃないかなと思っています。私もまだ完成した映像を見てないので、放送が楽しみです」と、放送開始が待ちきれない様子。

プレゼント交換では、伊藤さんから橋本さんへ、フライパンと「Kanna」と橋本さんの名前が刻印されたカトラリーセットが贈られました。「虎に翼」の舞台地のひとつである新潟県は、世界的にも有名な金物(かなもの)の名産地。結が栄養士を目指すことから、“食”に関するこの品が選ばれました。

立派なフライパンとカトラリーを手にした橋本さんは、

「フライパンを持っただけで、作りがしっかりしているのがわかるので、使ってみるのがすごく楽しみですね。カトラリーも、こんな機会でないと名前入りのものをいただかないので、とってもうれしいです。いいお肉とかを焼いて、このカトラリーで食べたいです」と、笑顔を見せました。

一方、橋本さんから伊藤さんへのプレゼントは、「おむすび」最初の舞台地である糸島の農産物詰め合わせ。実際に、結の自宅という設定でロケをした家の近くでとれた、新鮮な野菜や果物も入っているそう。

かごいっぱいの農産物を抱えた伊藤さんは、

「『虎に翼』の撮影中は、なかなかゆっくり料理する時間も取れなかったので、新鮮な食材で料理をするのも、フルーツが食べられるのも、とってもうれしいです。これでまた元気に頑張ろうと思います」と、気持ちのこもったプレゼントに感激していました。

プレゼントの使い道を尋ねられた橋本さんが、「思ったんですけど、一緒に会を開いた方がいいんじゃないかって。食材とフライパンとカトラリーなので、同じ日に使えるので」と提案すると、

伊藤さんも、「そうですね。バーベキューでもしましょうか」と、笑顔で応じ、息のあったやりとりを見せる一幕も。

また、ハードな撮影スケジュールも苦ではないと語る橋本さんに、伊藤さんは、

「たぶんまわりから、あまりに『大変だよ』って言われすぎて、思いのほか『そうでもないな』って感じになると思うんです。けど、自分が思ってもいない疲れに気づく瞬間があるかもしれないので、自分を大切に、自分に優しくしてあげてほしいです。おいしいものをいっぱい食べて、いっぱい飲んで、とにかく撮影を楽しんでほしいなと思います。頑張ってください」とエールを送りました。

橋本さんは、「今のお話を聞いていても、確かに食べたいときに食べる、みたいな、そういう気持ちの健康ってすごく大事だなと思っていて。『おむすび』は食がテーマというのもあって、最近は本当に、生きることの一番真ん中に食があるんだなとすごく感じています。とにかく最後まで走り抜けられるように、いっぱい食べて元気にやれたらなと思いました」と、これから続く撮影への意気込みを語りました。

連続テレビ小説「おむすび」

2024年9月30日（月）スタート
毎週月曜～土曜 総合 午前8:00～8:15ほか

【ドラマのあらすじ】
平成“ど真ん中”の、2004（平成16）年。ヒロイン・米田結（橋本環奈）は、福岡・糸島で両親や祖父母と共に暮らしていた。「何事もない平和な日々こそ一番」と思って生きてきた結。しかし、地元で伝説と化した姉の存在や、謎のギャル軍団、甲子園を目指す野球青年など、個性的な面々にほん弄されていく。そんな仲間との濃密な時間の中、次第に結は気づいていく。
「人生を思いきり楽しんでいいんだ」ということを――。

青春時代を謳おう歌かした自然豊かな糸島、そして阪神・淡路大震災で被災するまでの幼少期を過ごした神戸。ふたつの土地での経験を通じて、食と栄養に関心を持った結は、あることをきっかけに“人のために役立つ喜び”に目覚める。そして目指したのは“栄養士”だった。
「人は食で作られる。食で未来を変えてゆく」。はじめは、愛する家族や仲間という身近な存在のために。そして、仕事で巡りあった人たちのために。さらには、全国に住む私たちの幸せへと、その活動の範囲を広げていく。

作：根本ノンジ
主演：橋本環奈、仲里依紗、佐野勇斗、麻生久美子、宮崎美子、北村有起哉、松平健 ほか
制作統括：宇佐川隆史、真鍋斎
プロデューサー：管原浩

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