明智光秀、豊臣秀吉、源義経、徳川家康……。そんな歴史上の偉人たちが「スマホを持っていたら?」という奇想天外な設定と、番組全編がスマホ画面を中心に進行するという異例の演出で話題となった「◯◯のスマホ」シリーズ。ギャラクシー賞にも輝いた同シリーズの、最新作の放送が決定しました。

今年の大河ドラマ「光る君へ」でも描かれる平安時代の才人・紫式部を主人公に、「紫式部のスマホ」として全8話のストーリーが展開されます。

主人公である紫式部を演じるのは、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」やソロでの音楽活動はもとより、俳優、モデルなど多彩な活躍を見せるうたさん。文学オタクで、妄想癖あり。エゴサがやめられない紫式部を演じます。

また、紫式部と藤原道長との関係は? 宮中での抗争勃発!? 『源氏物語』が完結した真の理由は……など、脚本の竹村武司さんによる独自の解釈が繰り広げられるストーリーも見どころです。

スマホシリーズに欠かせない“あのひと”は今回も登場するのか、『枕草子』は作中どう訳されているのかなどもお楽しみに。


【紫式部役・詩羽さんのコメント】

わたしは歴史に全く詳しくなくて、紫式部も「物語を書いた人」っていうイメージしかなかったです。今回演じることで、彼女に何が起きたのかを少し知ることができました。

ただ、スマホがあることによって、こんなにも趣がなくなるんだ、って(笑)。スマホがあるからこその現代的な解釈やギャル語訳は、いまだからこそ考えられることなので、そんな世界が見られたのはうれしかったです。

じゅうひとえを初めて着てみて、重かったし暑かったですね。あれをふだん着ていた人間たちがいたのかと思うと……。紫式部も、まさか時代を超えて、刈り上げのピンクの髪の少女が自分を演じるとは思ってもみなかったでしょうし、どこかでそんな現代を、紫式部が見ていたらおもしろいのかなって思います。


紫式部のスマホ(全8話)

9月9日(月)~12日(木)、16日(月)~19日(木)総合 午後11:45~11:50

脚本:竹村武司
出演:詩羽、賀屋壮也(かが屋)、宮澤佐江、DOTAMA、悠木碧(声)、相沢舞(声)、金子有希(声)、小手伸也ほか
演出:日景千秋
時代考証:高松百香

番組公式 Xアカウントでは、「紫式部」が、いろいろつぶやきます。 

「紫式部のスマホ」NHK公式サイトはこちら ※ステラnetを離れます