ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、米田愛子役・麻生久美子さん!


――今日は母娘で居酒屋へ行く様子が描かれましたが、愛子としては、子育てしてきてよかったなと思えるうれしいシーンだったのではないでしょうか。

すごく楽しそうでしたよね。子どもって反抗期とか思春期とかいろいろ大変で、口をきいてくれないような時期もあるっていいますけど、男の子より女の子の方が母親のところに戻ってきてくれるイメージがあります。ある程度大きくなると、女の子はお母さんと仲良く一緒に買い物に行ったりして。

私も娘がいるので、愛子さんと結(橋本環奈)と歩(仲里依紗)のようになれたらいいなと思いました。今日のシーンでは、今まで娘たちの背中を押してきた愛子さんが、娘たちに「お母さんだって好きなことしていいよ」って、ちょっと背中を押してもらったというか、気づかせてもらったような気がしています。

――愛子はいままで家族のために、自分が好きなことを我慢していたのでしょうか。

愛子さんとしては、そんなつもりは全然ないんですよ。もともと愛子さんはイラストレーターになりたいと思っていたみたいなので、ブログを書いたりするのはもちろん楽しかったとは思います。でも、「趣味=家族」じゃないですけど、家族と一緒にいることがすごく好きな人なのかなと。

実は、私自身も無趣味だから、本当に「趣味=子育て」っていうくらい子どものことをいろいろ考えているのが好きなんです。だから、何となく愛子さんの気持ちがわかるんですよね。無理しているとか、我慢しているわけではなくて、自然に毎日子どもたちのことを優先して考えていたんだと思います。

今日の2人を見て、自分もまだ好きなことをしていいんだと感じることができたんじゃないでしょうか。