新・介護百人一首

起床介助
始める前の
緊張を
「みんなのうた」で
テレビはほぐす

東京都木村誠 46歳)

詞書

私の職場では朝5時から利用者様の起床介助が始まります。正確にテキパキ動かなくてはと緊張する中、フロアリビングのテレビで「みんなのうた」が流れ、肩の力を抜けよと心をほぐして後押ししてくれたように感じました。

感想コメントをいただきました

久保田雅人(くぼた・まさと)

歌の持つ力をあらためて感じられました。どこかで誰かを必ず勇気づけることができる、これこそが歌が持つ魅力なのですね。毎日の介護の仕事は、大変な努力と緊張の連続ですから本当に頭が下がります。私なんぞは間違ってはいけないと思えば思うほど間違いを犯しています。介護、医療のお仕事、それ以外でも人の命に携わる仕事となれば、その緊張の度合いは高くなるばかりです。それだけにほんのいっときでも心が休まる時間が大切ですし、その時間が次への活力になりますから。歌がその手助けの一つになるんだなあ、あらためて思いました。

久保田雅人(くぼた・まさと)

1961年8月生まれ東京都出身 立正大学文学部卒 社会科教員免許取得 1990年4月~2013年3月 NHKEテレ「つくってあそぼ」わくわくさん役で出演 番組放送中から全国で工作ショウや親子工作教室などを行う 現在も「わくわくさん」「工作の伝道師」として工作ショウ、講演会、工作研修会などを全国で展開中。