新・介護百人一首

利用者と
職員一緒に
ベランダで
花火待ちわぶ
若戸の夏夜

福岡県ペンネーム 井上タカ 38歳)

愛知県 三部美姫
宮城県 ペンネーム atsu

詞書

地元の花火大会がある日、介護施設でも食堂のベランダで花火見物を行っていました。いつもは横になっている時間帯、利用者、職員一緒になって、花火が上がる瞬間を待つ、わくわく、どきどきした気持ちを表現したいと思いました。

感想コメントをいただきました

斉田季実治

花火には、もともと無病息災と魂の癒しを神に願う意味があったそうです。ドーンという音や光、振動を体で感じる瞬間は、誰でも幾つになってもワクワクするものだと思います。子供の頃は、夜に外出する数少ない機会でもあり、いつもと違う特別感があったのを覚えています。「お〜」「わー」と自然に大声で叫んでしまいますが、みんなで大声を出せるのはストレス発散にもなって、健康に良さそうです。

斉田季実治

気象予報士/気象キャスター
(NHK総合 ニュースウオッチ9 21:00-22:00)
防災士、危機管理士1級、星空案内人(星のソムリエ)
一般社団法人ABLab宇宙天気プロジェクトマネージャ
宇宙天気ユーザー協議会アウトリーチ分科会会長