○MC:田村淳
○ゲスト:LiLiCo、髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、中嶋涼子
○ナレーター:水瀬いのり

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世界の強豪が集まる国際大会で数々の優勝を手にしてきたプロゲーマー、ももち。
彼の人生のパートナーで、同じプロゲーマーとして女性最強の“レディビースト”と呼ばれた、チョコブランカ。そんな2人の「なれそめ」から見えてくる、人生の楽しみ方とは?

まずは、ふたりの「なれそメモ」をチェック!


▶出会い>>まさかのモテ期?

2人の出会いは、とあるゲームセンター。ゲームセンターが大好きな場所だったというチョコブランカは、大学生のとき、ゲームセンターでアルバイトをすることに。その店を訪れたのが、ももち。彼は当時、20代前半。ゲームを愛し、フリーターとして稼ぐアルバイト代を、全部ゲームセンターで使うような日々を送っていたという。

ももち「周りが大学を卒業して、就職して、ちょっと置いていかれているなというコンプレックスを感じつつも、続けていたんですけれど。そういったタイミングで」
田村「出会ったの?」
ももち「当時もゲームが強かったので、ちょっとよく思ってもらえたような雰囲気を感じて。これ、モテ期到来か?みたいな」
チョコ「やっぱりゲームが強いと、魅力的に感じるところはありました」

半年間の交際を経て、2人は同棲を開始。
それぞれフリーターをしながらゲームセンターに通う日々を過ごすなかで、チョコブランカには「ももちをプロゲーマーにしたい!」という思いが芽生える。なんと、自らゲーミングチームやスポンサーへのアプローチし、2011年、2人はそろってアメリカのチームとプロ契約することになった——。

田村「ももちさんをプロゲーマーにしようと思って動いてたら、チョコさんもそのままプロゲーマーに?」
チョコ「はい。自分がなる予定はなかったんですよ。(チームの)オーナーさんから、2人で一緒にプロゲーマーになってほしいとスカウトが来まして」
田村「へぇ~! すごいね」
チョコ職業としてプロゲーマーというのがあるんだと知って、(彼が)それになりたいと言っていたので、その夢をかなえてあげたいなというのもありましたし、それで生きていくことができればすてきだなと思ったので、いろいろがんばりました

LiLiCo「最高の奥さんじゃん! なんか、とってもいい関係性だな」
田村「それなのに、ですよ……」


▶同棲>>「ももちと別れました」

チョコ「えっとですね、この文言を私がSNSに投稿しちゃったんですよね」
田村「本人に言う前に? 衝撃が走りますよね」
ももち「炎上案件ですよね(苦笑)」
LiLiCo「スポンサーの方とかも……」

プロゲーマーになったとはいえ、生活が厳しく、アルバイトを掛け持ちする日々を送っていた2人。世間でもプロゲーマーという職業の認知度はまだ低く、チョコブランカは親から「地に足を付けた生活を」と言われ続けていた。ももちが目立った結果を残せないでいたこともあり、一人で鬱憤を抱え込んでいたのだ。

チョコ「いやもう、いろいろ溜まっていて。それまで『ちょっと私、しんどいよ。大丈夫かな?』って小出しにはしていたんですけれど、気づいてもらえなくて。それが爆発して、つい書いちゃったんですけれど」
中嶋「ももちさんに言えばよかったのにね。気づいたら別れていたんだ。SNS上で」
全員 (笑)
チョコ「それでも書いた後に『失敗した!』って。失敗と感じたことで『あれ?私やっぱり別れたくないんだ』と気づいたというか」
田村「ムズい。その乙女心、ムズいっすね。理解が追いつかないけど、それくらい追い込まれていたんだよね」
チョコ2人で築いてきたものが全部なくなっちゃうのは嫌だし、やっぱり一緒に生きていきたいなって思いました


▶結婚>>優勝してプロポーズ

「別れました」宣言から2年が過ぎた2014年。ももちはある覚悟を胸に秘め、世界大会に挑む。「もし、この大会で優勝できなければ、引退する」。結果は、見事に優勝。世界王者の称号を手に入れた彼は、翌年の大会では、さらなる思いを抱いていた。
——それは、「再び優勝して、壇上からプロポーズする」こと。

ももち「その試合に、私、負けまして……」
田村「え? じゃあ、プロポーズは出来なかったの?」
ももち「負けて、しました」
髙橋「優勝したときにやっておけば良かったのに(笑)」

田村「『負けちゃったけれど、一緒になってくれませんか?』って、言いづらくない?」
ももち負けて改めて彼女の大事さがわかったといいますか、落ち込んだときに、それでも一緒に立ち上がって一緒に歩いてくれる人と考えたときに、やっぱり彼女しかいないな、という


▶現在>>2人あわせて60点

プロゲーマーとして、それぞれが練習に割く時間は1日10時間。2人が顔を合わせる時間は、なんと1時間もないという。そんな現在の状況について、2人に自己採点してもらうと……。

髙橋「これ、2人あわせて60点ということですよね。僕が気になっているのは、その内訳です。何対何の割合で60点になっているのか。なんで60点?」
ももち「2人あわせて100点、って言いたいところですが、まだ未熟なところがあるので成長の余白というか、そういうところを残したいな、と。ただ割合はあります」
髙橋「そこですよ。どうなんですか?」
田村「では、せーの!で」
ももち「2対4」
チョコ「40点と20点」
田村「ももちさんが20点なんだね。一致してる! ももちさんが、そう思ったのは?」
ももち「自分は全く家事をしないので。プロゲーマーとしては100点に近い活動をしていると思っているんですけれど、やっぱり夫婦で、2人で、となるとなかなか……」

ゲームのイベントに参加するなど、活動の幅を広げつつあるチョコブランカ。彼女にとって、心休まるひとときは、「ももちがゲームで勝利した際の動画を鑑賞する時間」だという。

チョコ「勝って、カッコいい姿を見て、この人を応援して良かったなとか、この人を支えてきて良かったな、と」
田村「へぇー」
中嶋「ももちさんが勝っていることが生きがいなんですね、チョコさんにとって」
チョコ自分がももちのいちばんのファンだと思っているので、勝つとやっぱりうれしいです
中嶋「表に出る側にとって、いちばん心強いことですね。何があっても支えてくれるという。すごくうらやましい関係だなと思う」

田村「自分が勝ったときの動画より、ももちさんの動画のほうが気持ちが満たされる?」
チョコ「そうですね。自分より、ももちですね」


▶▶2人にとって“超多様性”とは?

田村「2人にとって、“超多様性”とは何でしょうか?」

ももち「何があっても、好きをあきらめないことです」

チョコ「私は、居場所を守ること、ですね」


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