NHKスペシャル
「OKINAWAジャーニー・オブ・ソウル」
【放送予定】5月22日(日) 午後9時~9時54分
出演者の皆さんからコメントをいただきました!

​沖縄が日本本土に復帰して50年。ロック、ポップス、ダンスミュージック...、沖縄が生み出してきたあまたの音楽と貴重なインタビューから、激動の半世紀をたどるミュージック・ドキュメンタリー。時代を代表するアーティストたちから、最新のコメントが届きました。米軍基地に隣接し、さまざまな音楽が生まれる土壌となった町・コザ(現・沖縄市)。アーティストたちを取り巻く沖縄の光と影。そしてルーツである“島唄”への思いが語られます。


DA PUMP/ISSA

コザの街にはいつも音楽があふれていて、ロック、ヒップホップ、沖縄民謡、チャンプルー文化の街。自然とこの街にいたから、いろんな音楽に触れられたし、いろんな音楽のカルチャーに精通することができて、それが身に染みついている。こういう仕事していると、あ、俺やっぱ、ここがあったから、今の俺があるんだろうなって思うんですよね。

MONGOL 800/上江洌清作

コザには、ベトナム戦争時代、明日命がなくなるかも知れないアメリカ兵相手に演奏してきた、それこそ「生きるためのロック」があって、あの世代の先輩たちがやってきたステージがあって、その上に俺らはチョンって座って(笑)。自由でありがたい環境でスタートさせてもらった。ある意味モンパチも、コザロックなのかもしれないですね。

SPEED/島袋寛子

3歳のころかな、まだしゃべれないのに、歌って踊ってたんですよ。自分でメロディー作ったりとか。アクターズスクールの見学にいったら、持たせてもらったマイクを離さなかったみたいで。母と「10年たって芽が出なければ諦める」と約束して、一人でバスに乗って通いました。レッスンがどれだけ厳しくても幸せで、厳しさすら心地よかったことは覚えてますね。

BEGIN/比嘉栄昇

歌を聴いたときにどこかでよみがえる、記憶みたいなのがやっぱり「島唄」だと思うし、全国で歌い継がれてきた歌にはそういうものがあるんですよね。自分たちが島で聴いて、人づてに聴いて、耳で覚えた、口から耳に入ってきた歌を歌いたい。土地に根ざした歌を歌えば、そこの土地で歌い継いでもらえる、それだったら最高ですよね。

ヒップホップ界をけん引する“女王”Awich(エイウィッチ)さんが、復帰50年のタイミングで発表した新作「TSUBASA」のNHKスペシャルバージョンを収録しました。番組やデジタル配信でご紹介します。「TSUBASA」は、沖縄の「過去」と「現在」に思いをはせ「未来」を歌いあげるヒップホップバラード。かつてのコザの町と現在の町並みをヴァーチャルプロダクションで再現。最先端の映像と音楽のコラボレーションにもご期待ください。

Awich

私もこの島から生まれた音楽に大きな影響を受けてきました。おのずと手や足が動き出す、幸福な一体感を、この島の音楽から感じてきました。いろんな移り変わりを生き抜いてきたうちなんちゅだからこそ、そのパワーはきっとこれからも世代を超えて伝えられていくはず。この節目に、沖縄の子どもたちのために、娘と一緒に書いた曲を歌えてとても光栄です。「自分たちも羽ばたいて活躍するんだ」という気持ちを込めています。

語り 三浦大知

今回、ナレーションをつとめさせていただきます。僕の故郷でもある沖縄という場所は、とても多様な音楽が生まれてきた場所なんじゃないかと思います。『沖縄』と『音楽』の関係性、どういうふうに沖縄の音楽が生まれて、歴史を紡いできたのか、そういう部分をひもといていく番組になると思いますので、ぜひ、皆さんチェックしてみてください。