ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、朝田釜次役の吉田鋼太郎さんから、第39回の振り返りをご紹介!
——豪(細田佳央太)のための墓石を彫ろうとしても、釜次は彫ることができませんでした。釜次はどんな心情だったのでしょうか。
もうむごすぎます。この歳になっても、まだ悲しみが押し寄せてくるのかという感じですよね。残された人間はやっぱり辛いですから。その後、悲しみを背負って生きて行かなきゃいけないので。結太郎(加瀬亮)に続いて豪まで失って、釜次にとっては試練が多いですよね。
——豪を演じられた細田佳央太さんと一緒のシーンも多かったかと思いますが、共演されていかがでしたか?
細田くんはねぇ、可愛いんですよ(笑)。本当に可愛い。擦れてなくて、誠実で、優しくて、いつもすごく気を遣ってくれるんです。釜次が倒れて、豪に支えてもらうシーンがあったんです。演技だから当然大丈夫なんですけど、なのに、「大丈夫ですか? 鋼太郎さん!」って心配してくれて。大丈夫だっていうのに(笑)。とにかく、すごく優しいんです。