NHK放送博物館では日本の放送開始100年にあわせて、3階ヒストリーゾーンの展示内容を音声でご紹介する「音声ガイドツアー」のサービスを開始しました。
スマートフォンでQRコードを読み取ってそれぞれの音声コンテンツをお聞きいただけます。

音声ガイドツアーで、放送の"歴史"と"技術"をたどる
ツアーメニューには「歴史ツアー」と「技術ツアー」の2つのプログラムがあります。

「歴史ツアー」では100年前にラジオ放送が始まった当初のラジオがどのように聞かれていたかに始まり、ラジオが普及した昭和初期、戦時中の放送、戦後始まったテレビ放送の歴史、そして現在の放送技術の発展の歴史など10項目について聞くことができます。
「技術ツアー」は主に放送に関する機器の技術開発の歴史を解説しています。こちらでは100年前のラジオ受信機の解説や国産第1号マイクの開発史、玉音放送を録音した玉音盤の収録技術をはじめ、現在の8K放送につながるテレビ技術の開発史を12項目で説明しています。
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「歴史ツアー」で解説している展示品については赤い番号札、「技術ツアー」で解説している展示品は青い番号札が掲示されているので、どの展示についての解説なのかが一目でわかるようになっています。

ガイド音声は、NHK財団の松尾剛アナウンサーと守本奈実アナウンサーが担当しています。このガイドツアーはNHK放送博物館のホームページでもお聞きいただけますので、来館前の予習(?)にも、また見学した後にもご利用いただくことができます。興味のある方はぜひお聞きください。
音声ガイドツアー|NHK放送博物館公式ホームページ(※ステラnetを離れます)
(文/NHK放送博物館 川村誠)
NHK放送博物館 午前9時30分~午後4時30分
休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌火曜日)