昭和初期、高知の町中をものすごい勢いで走る少女、「ハチキンおのぶ」ことあさのぶ(永瀬ゆずな)。朝田家はのぶの祖父・かま(吉田鋼太郎)が石屋を代々営んでいる。しかし、石屋を継ぐ気がない父・ゆうろう(加瀬亮)は商事会社で国内外を飛び回り、のぶに「女子も大志を抱け」と語る。

一方、幼い時に父・きよし(二宮和也)を病気で亡くしたやなたかし(木村優来)。嵩は、母・登美子とみこ(松嶋菜々子)に連れられて、御免与町で柳井医院を営む伯父・ひろし(竹野内豊)の家に引き取られ、転校先の小学校でのぶに出会う。

そんな矢先、朝田家に激震が走る。