めいの⼤⽕から1年半、つたじゅうことつたじゅう三郎ざぶろう(横浜流星)は、茶屋で働くかたわら貸本業を営んでいた。

ある日、幼なじみの花魁おいらんはな(小芝風花)から、朝顔あさがお(愛希れいか)に届けものを託される。しかし蔦重が、じょうねん河岸かしの二文字屋を訪れると、ひどく衰弱した朝顔の姿があった……。

吉原の場末である河岸見世かしみせじょろうたちの惨状をみて、思い悩む蔦重。そんな中、吉原で付け火の事件が起き、騒然となる。