2025年 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」放送100日前! 新たに冨永愛、原田泰造、風間俊介ら7人が出演決定の画像

2025年1月5日(日)より放送の大河ドラマ「べらぼう~つたじゅうえいゆめばなし~」。江戸時代、歌麿や北斎といった浮世絵師や作家など個性豊かな才能を見いだして次々に世に送り出した出版人、“蔦重”ことつたじゅうざぶろう(横浜流星)の生涯を描きます。

このたび、物語を彩る7人の新たな出演者が発表されました。


大奥総取締

高岳たかおか冨永愛 ※大河ドラマ初出演

田沼意次おきつぐ(渡辺謙)、松平武元たけちか(石坂浩二)と並び幕府の実権を握る大奥の最高権力者。賢丸まさまる(寺田心)の妹の種姫を10代将軍・家治いえはる(眞島秀和)の養女として迎え、家治の嫡男・家基いえもと(奥智哉)の正室とするよう画策するのだが……。

冨永愛さんのコメント】

2023年放送のNHK ドラマ10「大奥」で、初めて時代劇に出演させていただき、素晴らしい経験をさせていただきましたので、また時代劇に出演できることをとてもうれしく思いました。その経験を生かし、新たな役を私らしく演じたいと思います。

大奥総取締の高岳という人物は、歴史的記述にはあまり残っていない人物ですが、大奥という特殊な組織の中で、彼女がどのような思いで采配を振るい、何を目指していたのか、この「べらぼう」物語の中での高岳の生き様を是非ぜひ楽しみにしていてください。


百姓から田沼意次の側近へ

うらしょう原田泰造

備後国びんごのくに福山藩(現在の広島県福山市)出身の農民から田沼家の用人となった人物。意次の側近として、意知おきとも(宮沢氷魚)、松本秀持ひでもち(吉沢悠)とともに政策を立案主導していく。

原田泰造さんのコメント】

(出演の話を聞いて)とても嬉しかったです。「べらぼう」の世界に入れることにワクワクしています。

横浜流星さんとはバラエティー番組でしか一緒になったことはないのですが、とてつもない好青年という印象があります。一緒のシーンがあるかわかりませんが、生の蔦屋重三郎に会える日を期待しております。他にも、共演シーンが多い田沼意知役の宮沢氷魚さんもとても魅惑的な役者さんなので、一緒に出来ることが楽しみです。

私が演じる三浦庄司は、元は農民から田沼家の家臣になった人物。渡辺謙さん演じる田沼意次の側近として暗躍し、政策を立案していく役柄です。「渡辺謙さんと同じシーンに映る」そう考えただけでも嬉しくて、共演がとても楽しみです。

三浦が徳川幕府の中でどう動き回るのか、ご期待ください。


京ゆかりの大“地本問屋"

つる屋喜右衛門やきえもん/風間俊介

うろこがたまご兵衛べえ(片岡愛之助)や西村屋与八(西村まさ彦)らをまとめる江戸市中の“地本問屋”のリーダー的存在で、新参者の蔦屋重三郎と対立。草双紙や錦絵で数多くのヒット作を出版するとともに、山東京伝など若い才能を見いだしプロデュースするなど、蔦重とともに一時代を築いた。

風間俊介さんのコメント】
今まで幕末、戦国時代の大河ドラマに出演させて頂き、この度「べらぼう」で江戸時代を駆け抜けさせて頂ける。多くの人々を魅了してきた時代を、大河ドラマの中で生きられる事を喜んでいます。実在の人物を演じさせて頂きますので、ご本人やその末裔の方々、観てくださる皆様に喜んで頂けるよう努めてまいりたいと思っています。

まだ数える程しか横浜流星さんとセリフを交わすシーンを撮っていないのですが、素敵な躍動感を感じました。江戸という場所で、確かに生きている生命力と鼓動を感じました。その躍動感が、物語を大きく魅力的に動かしてゆくと思いますので、彩りを添えられるよう頑張っていこうと思います。

また、多くの素晴らしいキャストの皆さんが集結しているので、見惚みとれてしまい過ぎぬようにしようと思います。

蔦重の視点から見れば、時に立ちはだかる壁の様に感じるかもしれませんが、鶴屋さんが言っている事は商人として、ビジネスマンとして、真っ当だと感じています。今回「べらぼう」で描かれる戦は、刀でも鉄砲でもなく、商いと信念の戦です。僕が鶴屋さんの信念に共感する様に、観てくださる皆様が誰に共感するか、とても楽しみにしています。

また、僕が育った下町を生きた先人の方々の息吹を物語の中で感じ、嬉しくなるのと同時に、この物語に出てくる人々の様に生き生きと人生を歩んでいきたいと思いました。下町で育つと駅や公共施設などで浮世絵を見かける機会が多くあります。それら、日本が誇る芸術が生まれていく物語を多くの人に観てもらいたいです。


吉原の女郎屋「大黒屋」の女将

りつ安達祐実

吉原の女郎屋・大黒屋の女将おかみとして、駿河屋(高橋克実)、松葉屋(正名僕蔵)、大文字屋(伊藤淳史)、扇屋(山路和弘)らとともに吉原を取りまとめ、蔦重の後見となる。のちに女郎屋を廃業し、芸奴の見番となった後は、蔦重が手掛けた「富本本」や「浄瑠璃本」の出版に大きな影響を与えることになる。

安達祐実さんのコメント】

大河ドラマは、高校生の時に出演した「元禄繚乱」以来になります。大人になってから、もう1度大河ドラマに出演したいという思いが強くなっていたので、オファーを頂いた時は本当に嬉しかったです。

横浜流星さんとは、数年前にドラマで共演経験があり、ご本人の真面目さやひたむきな姿勢が素敵だなと思っておりましたので、今作でまたご一緒させて頂けるのが楽しみです。

今作では女郎屋の女将という役どころで、私もぎゅうる立場の役をやれるようになったんだな、年齢を重ねてきたんだな、と改めて感慨深い気持ちです。りつのさっぱりとした性格や、それでいて可愛らしいところもある人柄を伝えられるように演じたいと思います。

そして、浅草は私が生まれ育った街です。昔ながらの文化もあり、最近は再び活気付いている様子もあり、とても楽しい街です。このようなご縁をいただき、嬉しく思います。


蔦重に本の世界を教えた女郎

朝顔あさがお愛希れいか

幼少期の蔦重と花の井(小芝風花)に赤本(子ども用の絵本)を読み聞かせ、蔦重が本の世界の楽しさ、面白さを知るきっかけとなった元・松葉屋の高級女郎。しかしいまは体を壊し、きく(かたせ梨乃)のもとに身を寄せている。明和の大火ののち、客足が遠のいた河岸見世では貧しさが増す中、朝顔は……。

愛希れいかさんのコメント】
(出演オファーを受けて)先ずは、とても嬉しかったです!!!「大奥」で出会った、大好きな森下さんと大原さんとまたすぐにご一緒できることも本当に嬉しく、やはり“大河ドラマ"ということで身の引き締まる思いでした。

横浜さんは、何事にもとてもストイックに取り組まれていて、大変な撮影も、横浜さん自身が1番大変なはずなのに、明るくみんなを引っ張って下さっている姿が蔦重と重なりました。

冒頭の火事のシーンを撮影した際、横浜さんは重い荷物を背負って実際に火の中を走り……水を被り……それはそれは大変な撮影だったのですが、子役達にも怖くないように気をつかっている場面をみて、本当に優しい方なんだなと思いましたし、私達の先頭を走るその背中が、本当にたくましく、私には重い荷物が、この大河ドラマの色んなものを背負っているように見えて、その重さに負けることなく、しっかりと前へ前へ進んでいく姿がとても印象的です。

その時に、「べらぼう」は素晴らしい作品になるんだろうなと誠に勝手ながら……確信しています。

朝顔を演じるにあたり、“優しさ"についてたくさん考えました。見返りを求めず、誰にでも平等に、思いやりをもち、心から人の幸せを喜べる……優しい人。ろうそくの火のような……キラキラ輝いてはいないけど、彼女をみると、あたたかく、心が穏やかになる……そんな人だと思います。なかなか難しいです。

とにかく、蔦重や花の井に、優しさとあたたかさ愛情を感じてもらえたら……と思い演じています。苦しい中でも明るく、笑顔を忘れずにいる朝顔に私自身演じていても、とても勇気をもらったので是非その姿に注目してほしいです。

福井県出身の私としては、こうして福井にゆかりのある大河ドラマに出演できることはとても嬉しく光栄です!

石川きゅうようさんの題字も力強く軽快さもあり素敵ですよね! 福井の皆様には是非、毎週見て頂きたいです!!!


平賀源内の相棒であり戯作者・狂歌師

づつ東作とうさく木村了

内藤新宿の煙草屋を営む一方、炭焼きや材木商など様々な事業を手掛ける「山師」であり、平賀源内(安田顕)の商売仲間。戯作者・狂歌師といった顔も持ち、大田なんとも親交を持つ。源内の死後、田沼意次の政策に深くかかわるようになり、意次の蝦夷地開発のきっかけをつくることになる。

木村了さんのコメント】

演出の大原(拓)さんとは「りんがくる」の時にご一緒させて頂き、大奥の演出では予想もしなかった方法に雷に打たれる様な感覚になったのを強く覚えています。なので、今回お話を頂いた時は、またあの感覚を味わう事が出来る!と思ったと同時に、また役に没頭する事が出来ると二重に嬉しく思いました。

視聴される方々にも、作品に没頭して頂ける様に精進していきたいと思います。

横浜流星さんがどの様に蔦重を演じられるのか、今から大変ワクワクしてます。共演は初めてではないのですが、じっくりと演技をした事がないので、横浜さん演ずる蔦重から放たれる物をしっかり受け止めて進んで行きたいと思います。また、相棒である平賀源内を演じられる安田顕さんとの共演も大変楽しみです。

演じるに当たって、図書館などに行って、様々な文献を読み漁りました。その全てが古い文献なので書体も古く読解に時間が掛かりました。

色々調べた結果、平秩東作は何者なのか分からないと言うのが僕の答えでした。共通する事は、煙草屋であり山師であり、狂歌師であり、識者であった事。それに加えて、ある方は、お金に執着する様な人だった説を唱え、ある方は、温厚で常に人に慕われていた反面、隠密だったという説を唱えていました。

大原さんとその事について話した時、本作の脚本家である森下佳子さんがどの様な平秩東作像を書き上げてくるかで決める事になりました。どこか憎めない、平賀源内の隣にいてそんしょくのない人間が生まれたら良いなというのが今の気持ちです。

蔦重は本気で吉原の事を考え続けた結果、江戸時代のエンターテイナーになったのだろうと考えています。芯にあるのは吉原への思いなんじゃないでしょうか。新宿という街は、昔住んでた事があるので様々な思い出がありますが、僕が初めて出演した映画のロケ地が新宿の歌舞伎町だったので、思い出深い場所です。


誰袖のお目付け役

しげ/山村紅葉 ※大河ドラマ初出演

大文字屋の遣手で誰袖たがそで(福原遥)のお目付け役。蔦重に想いを寄せる誰袖の恋の行く手を、仕置き棒を手にはばむ。

山村紅葉さんのコメント】

「べらぼう」出演のお話をいただいた時は「嬉しい‼ これでジグソーパズルの最後の1ピースをゲット!!」と飛び上がって喜びました。

「ジグソーパズル」というのは、私が人生でやりたいこと。断崖絶壁コンプリートし、バラエティーも情報・クイズ番組・映画、そして朝ドラ!出演も叶いました。残りの1ピースが「大河出演」でした。

しかも、世界地図のジグソーパズルだとすると「日本」という最も大事な1ピースだったので、大変嬉しく、全力で「おしげ」を演じさせていただきます。

横浜流星さんに、顔合わせで初めてお会いして思わず「実物もカッコイイんですねぇ‼」と言ってしまいました。映画やテレビでみていた通りのという意味ですが、失礼だったかなと思う間もなく「ありがとうございます。嬉しいです」とさわやかな笑顔で答えてくださいました。

撮影中も私が遠くから走ってきて声をかけるタイミングを自主練していたら、参加して、きっかけ台詞せりふの仕草を遠くから見えやすくしてくださったり、お芝居への情熱もかっこいいです。

福原遥さんは、とにかくわいいです。私は彼女のお目付け役なので厳しく接しなければならないのですが、深刻になりがちなシーンもちょっとコミカルな要素を加えて演じられるので、私は青筋立てて怒っているシーンでもカットがかかった途端に大爆笑‼ なんてことも。今後の撮影がますます楽しみです。


2025年大河ドラマ「べらぼう~つたじゅうえいゆめばなし~」

【物語】
18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。
血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめる。
折しも、時の権力者・田沼意次おきつぐ(渡辺謙)が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂喜三二(尾美としのり)などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と連発。33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。
蔦重が見出だした才能は、喜多川歌麿(染谷将太)、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。
しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる……蔦重は、その後も幕府からの執拗しつような弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う……。
命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった……。

2025年1月5日(日)スタート
毎週日曜 総合 午後8:00~8:45ほか

作:森下佳子
主演:横浜流星(蔦屋重三郎役)

制作統括:藤並英樹、石村将太
プロデューサー:松田恭典、藤原敬久、積田有希
演出:大原拓、深川貴志、小谷高義、新田真三
公式Xアカウント:@berabou_nhk
公式Instagramアカウント:@berabou_nhk 
ハッシュタグ:#大河べらぼう