2024年度冬に放送予定の特集ドラマ「コトコト~おいしい心と出会う旅~」。
百貨店のバイヤー・結稀宏人が、日本全国の魅力的な食材を探して旅をするうち、その土地で生きる人々や、土地に根差した食材や料理に触れることで、少しずつ生きるエネルギーに満たされていく「人情グルメ物語」です。
2月28日、ドラマの最初の舞台となる新潟県十日町市で出演者による会見が行われました。

会場の十日町市博物館に登壇したのは、主人公・結稀宏人役の古川雄大さん、新潟編のヒロイン・相場美羽役の高梨臨さん、十日町のスナックのママ・泉優華役の小林幸子さん、制作統括の堀内裕介さんの4人。舞台地・新潟の印象や撮影への意気込みなどを語りました。


日本全国を回って各地の魅力的な食材を探す
百貨店のバイヤー
ゆうひろ役・古川雄大さんコメント

今回のキャストの皆さんとは、初めてご一緒しました。素晴らしい方々と共演させていただけている事を実感しながら撮影に臨んでおります。それぞれの個性が役に反映され、台本に描かれていたキャラクターが生き生きと浮かび上がっています。共演者の皆様との化学反応を現場で楽しみながら、リアルを生み出し、この粒だった個性が混ざり合う瞬間を感じていただけたらと思います。

新潟県十日町市で撮影をさせていただいていまして、積雪量がとても多い雪国を舞台にした作品です。雪は困難でもあり恵みでもある、表裏一体の中で、困難に立ち向かうために人々が力を合わせてきた町。撮影中もみかんの差し入れをくださるなど、撮影を快く受け入れ温かい目で見守って下さる。現地の方々の優しさに驚かされる日々です。
長閑のどかできれいな空気の中、人々の温かさに触れ、そして天候をうかがい、雪と闘いながら、この場所でしか得られない感性を受け取ることができました。それはまさに今回「コトコト」新潟編の作品のテーマを、僕自身がダイレクトに感じられたということです。宏人を通してたくさんの方にこの作品のメッセージが届くことを願っております。


縄文土器で有名な新潟にひかれて移り住んできた
博物館の学芸員
あい美羽みう役・高梨臨さんコメント

今回、「コトコト」の新潟編に出演させていただくことになりました。新潟県は個人的に縁もある場所でしたので、嬉しかったです。私の演じる美羽は、縄文土器が大好きで新潟に赴任しますが、初めて1人で過ごす新潟の冬に、少し不安を感じています。

周りを気にしすぎて内気な美羽が、宏人に出会い、十日町の冬を過ごし、どう感じていくのか、私も初めて冬の十日町に来たので、感じたままの気持ちを大切に演じたいと思います。


十日町市にあるスナックのママ
いずみゆう役・小林幸子さんコメント

これまでにも朝ドラや大河ドラマを含めまして、様々なドラマに出演して参りましたが、今回は私にとってかけがえのない故郷である新潟を舞台とした作品。とっても気持ちがワクワクしていて、楽しみでなりません。雪深い十日町の素敵な風景の中で繰り広げられる温かいストーリーに、私自身も癒やされています。

スナックのママ役を演じさせていただきますが、幸子さんは地のままで良いとスタッフさんからも言われており、喜んでいいやら何やら……。でも精いっぱい役になりきって、このドラマを盛り上げたいと思います。


制作統括・堀内裕介さんコメント

今回の舞台は雪の国・新潟県十日町市。雪で真っ白なこの土地で、素敵な俳優のみなさんが鮮やかに彩ってくれます。主人公・宏人は行く先々で「おいしい心」と出会います。うれしいコト、悲しいコト、幸せなコト…いろんな「コト」がつまった、心温まる「スープ」のようなこの物語を、ぜひ味わってください。

【新潟編のあらすじ】
舞台は新潟県十日町市。食材を探しに新潟を訪れた宏人(古川雄大)は、縄文土器で有名な新潟にひかれて移り住んできた美羽(高梨臨)と出会う。美羽は雪で囲まれるこの町で孤独を抱えていた。そんな美羽は、宏人を介して地元で長年暮らすチヅ子と出会い、不思議な関係に。一方、チヅ子は大切な存在・恵菜えなとの別れを前にしていた。それぞれに寂しさを抱く3人の女性たちに、宏人は特別なスープをふるまう。

特集ドラマ「コトコト~おいしい心と出会う旅~」新潟編

2024年度 冬 BSP4K/総合で放送予定
脚本:坪田文
演出:木村隆文、髙橋美香
出演:古川雄大、高梨臨、小林幸子、新井美羽、藤田弓子ほか
制作統括:堀内裕介