けんナオコさん(70歳)は、古希を前に公式動画サイトを開設し、人気を集めています。また、69歳でダイビングのライセンスを取得するなど、新たなチャレンジも重ねています。精力的に活動を続ける研さんに、日々を健やかに生きるコツを伺いました。
聞き手/遠田恵子
この記事は、月刊誌『ラジオ深夜便』2023年1月号(12/18発売)より抜粋して紹介しています。


メーク動画が大人気に

――動画配信サイト「研ナオコチャンネル」で、すっぴんからフルメークに至るまでの動画を公開され、再生回数が600万回以上の人気となっていますね。

 動画配信には興味がなかったんですが、子どもたちに「やってみたら」って言われて。コロナ禍でコンサートも延期になって暇だし、ちょっとやってみようかって軽い気持ちでした。

最初に早回しの短い動画をアップしたら、「もっとゆっくりと見たい」と要望が来て、メーク手順をゆっくり追ったものを上げました。そうしたら再生回数がどんどん上がって、今、600万回を超えています。

――かなりインパクトのある動画でした。

 びっくりしました。なぜこんなにバズったのか、分かりません。メークには、幼稚園くらいのころから興味があったんです。近所の若いお嫁さんが来た家で赤い口紅を見つけて気になって。「つけていいよ」と言われてパッと塗ったら「かわいい!」と言われて。それ以来、興味を持つようになりましたね。

今ではメークは仕事のスイッチを入れるものになったので、ふだんは全くしません。劇場でも終わった瞬間に楽屋でメークを落とし、「ああ、やっといつもの自分に戻れた」って感覚です。

イラスト/小宮山サト

――動画配信は、古希を前にしての新しい試みだったのでしょうか。

 私には年齢は関係ないんですよ。「もうすぐ誕生日ですね」と言われるたびに、「あぁそう。私いくつになるんだっけ?」って聞くくらい。そのたびに何歳か教えてもらっては「あ、そうなんだ」っていう感じです。年齢を気にしていたら何にもできないですしね。

――これまで年齢を意識した瞬間は?

 あのね、この間、運転免許証の高齢者講習っていうのが届いたんですよ。「わー、まずいぞ。70になっちゃった」と思いました。私、頭の中はまだ20代前半なんですよ。全然進歩してないし、成長もしてないです、ホントに(笑)。年だけ取ってるっていう感覚。私ね、200歳まで生きるのが目標なんです。

――200歳ですか! 先は長いですね。

 ぼーっとしながらこのままいったら、200まで生きるだろうと(笑)。あっという間だと思うんですよね。これまでの時間だって、どう過ぎていったのか、ちょっと記憶にないくらいですから。
※この記事は2023年9月21日放送「70歳、ありのままのすっぴん人生!」を再構成したものです。

「200歳まで生きる」という研ナオコさん お話の続きは月刊誌『ラジオ深夜便』1月号をご覧ください。

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