NHKの番組は、いつも私の「ツボ」をついてくれます！

NHK-FMの人気番組「アニソン・アカデミー」で生徒会長（番組MC）を務めている“しょこたん”こと中川翔子さんの連載コラム。今回は、最近の「アニアカ」放送で印象に残ったゲストや、NHKでの出演番組について語ります。

【ホームページ】
https://nhk.jp/anison-ac　
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♪トゥットゥル～、中川翔子です。

先日の「アニソン・アカデミー」は、講師（ゲスト）に平野綾ちゃんをお迎えしました！　10代のころに出会って、プライベートでもずっと仲良くさせてもらってきた綾ちゃんは、私が心からリスペクトしている存在。本当に大大大好きで、前回のコラムに書いた「祝・日比谷野音100周年　しょこたんフェス」にもゲストで出演してくれました。

ずっと前から、「アニアカ」に来てもらって積もる話をたくさんしたい！と思っていたのですが、彼女は今、ミュージカルで活躍しているので、なかなかタイミングが合わなくて、これまで実現してなかったんですよ。それが放送10年を経て、念願かなっての初来校。いやもう、うれしすぎました。私は一生でも綾ちゃんの魅力を語っていられる気がするから、2時間では全然時間が足りないですよ！　そんな私の綾ちゃん好きっぷりは、きっと放送を聴いてくださったみなさんにも伝わったことと思います。

そんなふうに旧知の親友が来てくれることもあれば（そう言えば、特撮ファン友達である宮島咲良ちゃんも、5月の講師でした）、「アニアカ」が友達としての出会いにつながることもあって。

例えば、演歌歌手の中西りえさん。彼女はずっと演歌の世界で活動していたから、自分がアニメ・特撮ファンであることを表に出したことはほとんどなかったと話してくれました。それが「アニアカ」出演を機に解禁して、プロフィールにもアニメ好きだと書くようになって、「その扉を開けてくれたのが『アニアカ』と中川さんです。ありがとうございました」と言ってくれたんですよ。
その後、宮島咲良ちゃんも誘って特撮バーに行ったのですが、考えていた以上にヲタクだったから、びっくりして。だって「『機動戦士ガンダムSEED』を2日で全部見ました』って言ってたし、ガンダム勉強中の私のために、宇宙世紀からの年表とか見る順番のお勧めとか豆知識とか、紙にプリントアウトして持ってきてくれたんですよ！　すごくないですか？　そんな出会いが訪れることもあるから、私は「アニアカ」にとても感謝しています。

そして「アニアカ」もそうなのですが、私が常々感じているのは、NHKの番組に出演させていただくときに、私はいちばん伸び伸びできて、いちばん振り切れるような気がする、ということ。
少し前になりますが、田中卓志さんと一緒に中野サンプラザや中野ブロードウェイを訪ねた「すこぶるアガるビル」なんか、最高でしたね。私自身、ビルを見るのが好きで魅力を堪能できたことはもちろん、中野区で育った身として中野サンプラザのレアな情報も仕入れることができたり、中野ブロードウェイをゆっくり探索できたり。そんなディープなところを丁寧に掘り下げていくところが、NHK大好き！って思いますね。

「へんてこ生物アカデミー」も同じ印象で、ほかの番組では見たことないような生物たちが紹介されていくのですが、私、こういう番組がやっぱり大好きなんですよ。いつもはゲストという立場なのですが、特別編のときは、林修先生と一緒に司会もさせていただきました。ただ、司会という立場には関係なく、へんてこな生物たちの生態には驚いたし、感動したし、リスペクトできたし。そういう番組に呼んでいただけることがうれしかったですね。

そのほかに「明日をまもるナビ」の「太陽フレア 新たな脅威に備える」回も、おもしろくて、とても勉強になりました。私の興味のあること、好きなことって、だいたいNHKでやってくれている気がします。いつも私の最高の「ツボ」をついてくれるんですよね。