盛口満さん自筆のリュウキュウアカショウビン。 イラスト/盛口満

小学生のころ、地元・ 千葉県館山市の海岸で貝殻を見つけたことから生物が好きになった盛口満さん(61歳)。図鑑できれいな貝がたくさんいると知ったことが、沖縄に憧れたきっかけだったといいます。
教職のかたわら、琉球諸島の生物を中心に調査・研究を続け、これまでの著書は 100冊以上。細部まで繊細に描いた自筆のイラストとともに、沖縄の魅力を紹介します。
聞き手/渡邉幹雄


千の固有種が生息する沖縄

――小学生のころから沖縄に憧れて、大学生になって初めて行ったのが西いりおもてじま。魅力はどんなところでしょうか。

盛口 西表島はジャングルが家のすぐ脇から始まるような、自然との一体感がある島です。そこに暮らす人と自然との関わりを聞いて、興味が強くなりました。

――大学卒業後は埼玉県で教師に。15年勤めたあと、沖縄へ移住されました。

盛口 沖縄には千を超える固有の生き物がいて、ある種、楽園だと思って住みつきました。150万近くの人が住んでいるにもかかわらず……(続く)。

続きは月刊誌『ラジオ深夜便』7月号(6/16 発売)をご覧ください。

※この記事は、2023年4月6日放送「いきものたちの楽園“琉球諸島”に魅せられて」を再構成したものです。

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