クローズアップ現代
「それ本当にエコですか?徹底検証!暮らしの中の環境効果」
10/24(月) 総合 午後7:30~7:57
再放送 10/25(火) BS1 午後5:30~6:00

※10/31(月)までNHKプラスで見逃し配信


レジ袋からエコバッグ。使い捨てカップから繰り返し使えるリユースカップ。でも、使い方次第では「エコ」とは言い切れないという検証結果が明らかに!? 

いま、“エコ”をうたう商品やサービスを実証的に確かめ、より効果的なエコを追求しようという動きが企業を中心に広がっている。番組では、奮闘する企業の現場を取材。大手コーヒーチェーンやコンビニエンスストアでは、使い捨てのプラスチック製カップだけでなく、二酸化炭素削減のためにリユースカップを繰り返し使用できるサービスを一部の店舗で開始。

しかし、サービスを開発した会社の実証実験では、場合によってはリユースカップのほうが環境への負荷が大きい場合があることが明らかになり、より効果的なエコの模索が始まっている。実はエコバッグも、“ある条件”をクリアしないとエコとは言い切れない場合もあるという。

世界では、実態が伴わない商品などが、「グリーンウォッシュ」と呼ばれ、見直しを迫られるケースも相次いでいる。日本でいち早くグリーンウォッシュの問題に直面し、環境への対策を大きく見直した企業の取り組みも取材。そして、消費者である私たちにできることとは?

…「環境」を意味する「グリーン」と、「ごまかす」という意味の「ホワイトウォッシュ」をかけた造語。欧米ではグリーンウォッシュと批判されると、消費者から不買運動を起こされたり、国から巨額の制裁金を課されたりする場合もある。


【スタジオゲスト】中谷隼(なかたに・じゅん)さん
東京大学講師。専門は環境工学。製品の製造から廃棄までに生じる環境負荷を測定・数値化し、環境効果の実証実験を監修。