新・介護百人一首

真夜中の
シーツ交換
手際よく
へこんだ心
パンと膨らむ

宮城県渡辺寛 79歳)

詞書

初めての入院で初めての尿取りパッド。感覚がつかめずパッドに尿が正しく吸収されない。漏れた尿は下着、シーツをらす。恐る恐るナースコール、ありがとう。

感想コメントをいただきました

桂米助

本当はこんな事してしまってナースコールを呼ぶのは恥ずかしいけど、キレイなシーツになってゆっくり眠れる。それにしても介護士はシーツの交換うまいネ!俺の家に来て交換やって欲しい。

桂米助

落語家。1948年生まれ 千葉県出身。高校卒業後、1967(昭和42)年、桂米丸氏に弟子入り。 内弟子として噺はもちろんのこと、箸の上げ下げから礼儀を仕込まれる。1967(昭和42)年、浅草演芸ホールでデビュー。1971(昭和46)年4月、二つ目に昇進。1981(昭和56)年10月、真打ちに昇進。1982(昭和57)年1月、放送演芸大賞ホープ賞を受賞。また、タレント ヨネスケとして『突撃!隣の晩ごはん』が好評を博すなど 、 マルチに活躍中。