新・介護百人一首

プライドを
保つ父親
介護して
パンツ替えようねと
オムツを替える

愛媛県村上憲市 74歳)

詞書

父は大正生まれで、地元の小学校校長でした。介護を必要としてもプライドを保ちたい人でした。私はそんな親父の気持ちが分かるようになりました。

感想コメントをいただきました

桂米助

いくつになってもプライドは必要です。それだから若く居られるんです。とくに子供にオムツ替えられるのは嫌です。女房なら仕方ないと思います。赤ちゃんの頃は、こっちが息子に替えていたんですからネ。

桂米助

落語家。1948年生まれ 千葉県出身。高校卒業後、1967(昭和42)年、桂米丸氏に弟子入り。 内弟子として噺はもちろんのこと、箸の上げ下げから礼儀を仕込まれる。1967(昭和42)年、浅草演芸ホールでデビュー。1971(昭和46)年4月、二つ目に昇進。1981(昭和56)年10月、真打ちに昇進。1982(昭和57)年1月、放送演芸大賞ホープ賞を受賞。また、タレント ヨネスケとして『突撃!隣の晩ごはん』が好評を博すなど 、 マルチに活躍中。