新・介護百人一首

ヘルパーの
来る日は窓を
開けて待つ
老人臭さを
逃すためにと

山口県橋本幸子 89歳)

兵庫県 吉野洋子

詞書

入浴がおっくうになり一週間で二日か三日位、風呂に入ります。自分で老人臭を感じます。若いヘルパーさんは匂いが気になるだろうと思って家中の窓を開けてヘルパーさんを待ちます。

感想コメントをいただきました

桂米助

これは大切な事です。自分では老人臭さは判りませんが、若い人は部屋に入って来ただけで「老人」と口に出しませんが、判りますから冬でも開けます。あと出掛ける時は首の周りにオードトワレふりかけて外出。

桂米助

落語家。1948年生まれ 千葉県出身。高校卒業後、1967(昭和42)年、桂米丸氏に弟子入り。 内弟子として噺はもちろんのこと、箸の上げ下げから礼儀を仕込まれる。1967(昭和42)年、浅草演芸ホールでデビュー。1971(昭和46)年4月、二つ目に昇進。1981(昭和56)年10月、真打ちに昇進。1982(昭和57)年1月、放送演芸大賞ホープ賞を受賞。また、タレント ヨネスケとして『突撃!隣の晩ごはん』が好評を博すなど 、 マルチに活躍中。