「アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですか~」
第15弾:パラバレーボール(座位)×ハリガネサービス(原作:荒達哉)

初回放送
【アニメ本編】8月22日(月) BS1 午後9:45~9:50
【テーマ曲版】8月22日(月) BS1 午後9:50~9:55

※初回放送以降、BS1、総合テレビ、Eテレで【1分版】を含めて随時放送予定。これまでの「アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですか~」と同様にNHK for School 内の番組サイトで配信。
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☆アニメ制作の舞台裏とともに作品を楽しむ「アニ×パラ ワールド」も、8月末に放送予定!【詳細は、8月22日(月)に発表】

「アニ×パラ」第15弾となるパラバレーボール(座位)×ハリガネサービス編には、もうひとつ見逃せないポイントがある。それは、作品のテーマ曲に、バーチャルシンガーとして今や世界的な知名度を誇る“初音ミク”が参加していることだ。

そのテーマ曲は、初音ミク×CONDENSEによる「ヒャクセツフトウ」(※百折不撓:何度失敗しても志を曲げない事)。2次元の存在である初音ミクと、現実世界で活躍しているテックダンスフュージョン集団・CONDENSEが境界を超えて共存し、新しい世界観を生みだした楽曲となる。

ライブイベント「MIKU BREAK」でもコラボレートする彼らは、さまざまな境界を壊して、新たなカルチャーを構築することを目指している。彼らは今回、ダンスの振付にも、パラバレーボール(座位)をイメージした“座って動くような動き”を取り入れた。

楽曲の作詞や作曲は、CONDENSEが担当。メンバーであるラッパーのSHUNが、曲の誕生の経緯について、こんなコメントを寄せてくれた。

SHUN

楽曲を作るにあたって、最初に探したのは『僕たちアーティストとアスリートが共鳴できる場所はどこだろうか』という部分です。アスリートたちの試合にかける熱量だったり、一球一球に命をかけて相手のフィールドに攻めていくところだったり。僕たちもライブのときに自分たちのパフォーマンスで見る人を熱くさせたいという思いがあるので、そういった熱量、それをこの楽曲にどう入れ込むのかということをすごく考えました。

パラバレーボールの練習にも参加させてもらったのですが、僕たちが思っていた以上に選手たちが競技を楽しんで、その中で自分のプレーを一生懸命に探したり研究している姿を目にして、この熱量を大切に表現したいと思いました。

実際に体験して感じたのは、パラスポーツにも、全然ボーダー(境界)がないということ。僕たちが初音ミクさんとやっている『MIKU BREAK』も境界がない世界をどうやって作っていくのかを考えているのですが、ただひたすら自分の好きなことに熱中して前を見ていることがいちばん大事なのかなと感じました。

歌詞には、たとえば『フォーメーション』など、パラバレーボールを想像できるワードを織り込んでいます。そして、チームスポーツだと戦っている人たちはひとりでは絶対に戦えなくて、仲間たちと気持ちをつなげて戦っていると思うので、その心に火をつけられるような、共感できるワードをたくさん入れました。

練習に参加したときに、メンバーのToyotakaが手のまめを潰して、血を流したんです。それが歌詞の『滲んだ血と汗』というワードになっていたり。アスリートたちが血や汗を流しながら戦う姿はすごく美しいものでもあると僕は思ってるので、それをミクさんに歌ってもらいたいと思い、そのワードをミクさんパートに持ってきています。

選手たちの熱量やみんなで楽しんでいる気持ちを、僕たちはしっかりと音楽やパフォーマンスに込めたので、この楽曲が選手のみなさんの背中を押せるような、そんな一曲になっていたらいいですね。選手たちの応援になるように、僕たちも全力でパフォーマンスしていきます!
CONDENSEのメンバー、SHUN。

今や“世界の歌姫”とさえ称されるバーチャルシンガー、初音ミクと、エンターテインメントで全ての障壁を超える世界を創り上げたいと願うCONDENSE。

両者が共演した今回のパラバレーボール(座位)×ハリガネサービス編は、さまざまな意味で「アニ×パラ」の新たな可能性の扉を開く作品となりそうだ。