「アンパンマン」の生みの親である、やなせたかしと、その妻・小松のぶの夫婦をモデルに描く、連続テレビ小説「あんぱん」。

このたび、新たな出演者が発表されました。


若松わかまつろう役 中島歩

のぶ(今田美桜)にとって初めてのお見合い相手。商船学校を卒業し、一等機関士として働いている。父親は結太郎(加瀬亮)の知人で、機関長。次郎本人も結太郎と船上で会ったことがある。カメラが趣味。

【中島歩​さんのコメント】
11年ぶりの“朝ドラ”はやっぱり特別で、難しくて、なんか青春っぽかったです。
そしてこんなにのめり込んで仕事ができた自分自身に驚いています。
そんな機会にまた出会えたことはとても幸運です。
お楽しみにー。


若松せつ役 神野三鈴

次郎の母。のぶの存在を知り、朝田家に次郎とのお見合い話をもってくる。

【神野三鈴さんのコメント】
私の母は生前「アンパンマンは目の前に困っている人がいたら自分の顔をかじらせてあげるの。一番すてきなヒーローね」とよく話していました。
日常の中やニュースを見ては母の言葉に思いをせることが多くなり、そんなときに中園ミホさんの脚本でやなせさんご夫婦のお話が朝ドラに! 自分が物語の細胞のひとつになれるなんて。あんまりうれしくて思わず踊ってしまいました。

すばらしい役者さんたちの中に途中参加する不安も、柳川監督が衣装合わせから名演出でほぐしてくださり、(土佐ことば指導の)西村雄正さんが役者ならではの指導で土佐弁に血を通わせてくださいました。
朝田家の皆さんの包容力の大きさ、さりげない優しさに助けられて。
スタッフの皆さんがこの作品を愛していて、今田美桜さんの明るさと情熱を真ん中に穏やかな熱気が満ちている現場にいられる幸せ。

私は家族にあの戦争を経験した人がいる世代。語ってくれたこと、つないでくれた命の意味を申し送りできたら。
早く皆さんに中島歩さん演じる自慢の息子、次郎に出会っていただきたいです。


【あらすじ】
昭和のはじめ頃、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」ことあさのぶ(今田美桜)です。一方、幼い時に父を病気で亡くしたやなたかし(北村匠海)は、伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会います。
戦争の足音が近づく頃、女子師範学校に通うのぶ。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・ひろを戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。
のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と高知の新聞社に女性初の記者として就職。戦後、嵩も新聞社に入社し、2人は同じ雑誌の担当に。
のぶは嵩に「あなたも後から来なさいよ。先に東京に行って待っているわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と2人は結婚。「手のひらを太陽に」「アンパンマン」が世に出るのは、まだ先のことです――。

2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」

毎週月曜~土曜 総合 午前8:00~8:15ほか

作:中園ミホ
音楽:井筒昭雄
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り:林田理沙アナウンサー
出演:今田美桜、北村匠海、加瀬亮、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、細田佳央太、高橋文哉、中沢元紀、大森元貴/二宮和也、戸田菜穂、浅田美代子、吉田鋼太郎/竹野内豊、阿部サダヲ、妻夫木聡、松嶋菜々子 ほか
制作統括:倉崎憲
プロデューサー:中村周祐、舩田遼介、川口俊介
演出:柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉

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