ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、鳥山とりやまけんぎょう役の市原隼人さんから!


市原隼人さんの第14回振り返り

——第13回の最後、詰め寄る鳥山検校に瀬以せい(小芝風花)が「過去を変えることはできんせん」と胸のうちを吐露する場面がありました。それを聞いた検校はどう感じたと思いますか?

そんな瀬以の気持ちは受け取りたくなかったと思います。「理解したくない」と。それでも最後は、自分の気持ちを押し殺して、瀬以の思いを尊重しました。離縁することを奉行所に申し出ることで、彼女の望みをかなえようとしたのだと思います。

それが、鳥山検校にとっての「愛する」ということだったんでしょう。誰かを犠牲にすることなく、自分を犠牲にすることで、本当の恋を貫くことを選んだのだと感じました。