2026年に放送される大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公は、天下人の弟・豊臣秀長。

「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く、夢と希望の下克上サクセスストーリーです。
強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描きます。

今回、豊臣兄弟の家族である母・なか役に坂井真紀さん、姉・とも役に宮澤エマさん、妹・あさひ役に倉沢杏菜さんが発表され、コメントが届きました。また、すでに発表されている豊臣秀長役の仲野太賀さん、秀吉役の池松壮亮さんからもメッセージが寄せられました。


息子たちの出世を温かく見守る母

なか/坂井真紀

豊臣兄弟の母。夫を早くに亡くし、女手一つで二男二女を育てる。息子たちの異例の出世に喜びやとまどいを感じながらも温かく見守り、天下人となった秀吉が関白に就任すると「大政所」と称されるようになる。

【坂井真紀さんのコメント】
――今回、なか役のオファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。
これまで錚々そうそうたる方々が演じており、その人物像も様々な印象を持たれている女性ですので、この作品でどのような『なか』を誕生させられるか、大きな喜びと共に身の引き締まる思いでいっぱいです。

――役柄説明や台本をお読みになって、「豊臣兄弟!」におけるなか像をどう感じたか、どのように演じたいと思われたか、などがあれば教えてください。
子供たちを温かく見守り、時に背中を押し、母親としての優しさと強さを持った女性と感じました。子を思う親の気持ちは普遍的なものであると思います。この時代を生きる母としての生き様をしっかり演じ、戦っていきたいと思います。

【プロフィール】
さかい・まき

1970年生まれ、東京出身。92年のデビュー以後、数々のドラマ、映画、舞台で活躍。2009年、映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』で日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞。大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」。近作に、ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」「未来の私にブッかまされる!?」「ホットスポット」、映画『銀河鉄道の父』『カラオケ行こ!』『あの人が消えた』など。晩夏には映画『海辺へ行く道』が公開予定。

兄弟に厳しくあたるしっかり者の姉

とも/宮澤エマ

豊臣兄弟の姉。しっかり者で負けん気が強い。三人の男児を産み育てるが、跡継ぎに恵まれなかった弟の秀吉によって政治の道具として利用される。のちに秀吉の後継者となった長男の秀次は謀反の疑いをかけられ妻子とともに処刑されることになる。

【宮澤エマ​さんのコメント】
――今回、とも役のオファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。八津さんが手掛けられる作品にまたぜひ携わりたいと思っていたのでお話を頂いた時はとってもうれしかったです。ともは秀長、秀吉よりも長生きしたそうで長いスパンで向き合う役になりそうだなと、身が引き締まる思いでした。

――役柄説明や台本をお読みになって、「豊臣兄弟!」におけるとも像をどう感じたか、どのように演じたいと思われたか、などがあれば教えてください。
最初にお話を頂いた時、あの有名な豊臣兄弟と一緒に育ち、戦国時代の荒波を生き抜いたともについて私は多くの事を知りませんでした。ともは豊臣兄弟の華々しい出世の恩恵を受けながらも想像を絶する様な闇もまた経験することになる訳ですが、物語の冒頭の家族の一員としてのともはとにかくタフで強く家族を鼓舞するお姉ちゃんです。

厳しい環境を生き抜いていく女性としての芯の強さ、男兄弟と育ってきたたくましさをものすごく感じました。現実主義的なともと、なかなか自由な家族のコミカルな掛け合いが序盤では多いですが、この先この家族が経験していくことを考えると原点とも言える家族の関係性を描く日々を大事に演じたいと思います。

【プロフィール】
みやざわ・えま

東京出身。2013年、ミュージカルにて初舞台。以後、舞台『ウエスト・サイド・ストーリー』『日本の歴史』『ラビットホール』などに出演。近作に、連続テレビ小説「らんまん」、大河ドラマ「鎌倉殿の13 人」、「Destiny」「マウンテンドクター」、映画『スオミの話をしよう』、舞台『オデッサ』ほか。

笑顔が明るい天真らんまんな妹

あさひ/倉沢杏菜

豊臣兄弟の妹。天真らんまんな性格で、貧しい農家暮らしの中でもいつも前向きで笑顔をたやさない。兄たちが出世したおかげで夫ともども裕福で幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、秀吉によって離縁させられ徳川家康の元に嫁がされることになる。

【倉沢杏菜さんのコメント】
――今回、あさひ役のオファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。
とても嬉しかったです。
こんなにも大きな役を本当に自分が挑戦させていただけるのかと驚きもあり緊張もありますが、素晴すばらしいキャストの皆様、スタッフの皆様と、この「豊臣兄弟!」でご一緒させていただけることが身に余る光栄で大変楽しみです。地に足をつけてしっかりと頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします!

――あさひという人物に、どんな印象をお持ちでしょうか。
様々な作品で描かれてきたあさひは、時に悲劇の女性であり、芯のある強い女性でもあったと思います。つらい別れや試練に直面しながらも、兄たちによって誰もが経験できる訳ではない、興味深く面白い人生を歩んだのだと思います。
そんな彼女の激動の一生を豊かに表現できるように全力で取り組みたいと思います。

――台本を読んで、「豊臣兄弟!」におけるあさひ像をどう感じたか、どのように演じたいと思われたか、などがあれば教えてください。
お兄さんが2人いる末っ子らしい天真らんまんな子だと感じました。お母さん、お姉さんにも可愛かわいがられ、自由で素直な明るさを持ったぐなあさひを鮮やかに演じられるように頑張りたいです!

【プロフィール】
くらさわ・あんな

2005年生まれ、神奈川県出身。22年、レプロエンタテインメント30周年記念企画「主役オーディション」にて約5000人の中から選ばれ、俳優としてのキャリアをスタート。23年、ドラマ「パパとなっちゃんのお弁当」で初出演。近作に、ドラマ「先生さようなら」「VRおじさんの初恋」「ビリオン×スクール」、大河ドラマ「光る君へ」ほか。

既発表 主人公・豊臣秀長とよとみひでなが/仲野太賀

【仲野太賀さんのコメント】
胸がいっぱいです。作品を見るたび、共演させていただくたびに、その役に臨む姿勢に多大なる影響を受ける大好きな先輩ばかりです。なんだか熱に浮かされてるような、並々ならぬ興奮状態にあります。

そして宮澤エマさん、倉沢杏菜さんとは「豊臣兄弟姉妹!」ということで、みんなで一丸となって坂井さんに甘えていきたいと思います!!
戦国乱世の時代を、こんなにも情熱的で素敵すてきなキャストの皆様と一緒に駆け抜けられる事を心からうれしく思います。


既発表 豊臣秀吉とよとみひでよし/池松壮亮

【池松壮亮さんのコメント】
この素晴すばらしいキャストの皆様と共にこの物語をお届けできることを大変うれしく光栄に思います。家族、仲間、ライバル、関係性は様々ですが、一丸となって作り上げるチームの仲間として、皆様と共に素晴らしい作品をお届けできるよう、今年初夏から撮影に励んで参ります。どうぞご期待下さい!


2026年 大河ドラマ「豊臣兄弟!」

2026年1月スタート 毎週日曜 総合 午後8:00~8:45ほか

【物語】
尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(のちの豊臣秀長)は、田畑を耕し土と共に生きる暮らしに満足しながら、平穏な日々をすごしていた。ある日、音信不通の兄・木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が意気揚々と姿を見せる。若き戦国武将・織田信長に仕官して大出世を目指しており、小一郎に自分の家来になって欲しいと頼み込む。
強引な兄の誘いに巻き込まれる形で武士への転身を余儀なくされた小一郎は、母と姉妹を残し生まれ故郷の中村をあとにする。藤吉郎とともに城下町の清州に出てきた小一郎は主君・信長と運命的な出会いを果たす。その他、信長のもとで野心を燃やす若き家来たちなど、その後の木下兄弟の運命を左右する人物との刺激的な出会いの数々――。
そして、ついに「桶狭間の戦い」の火ぶたが切られる。信長の奇跡の大勝利に、武士として生きていく覚悟を決めた小一郎だが、それはピンチと苦労の連続の始まりだった――。
天下布武への道をひた走る信長のもと、メキメキと頭角をあらわしていく兄・木下藤吉郎。その天才的といわれる武功の数々を実現せしめたのが、弟・小一郎の知恵と勇気、そして持ち前の「調整力」だった。
目の前に立ちはだかるハードミッションを絶妙のコンビネーションで次々とクリアしていく木下兄弟。やがて小一郎は兄とともに、万民が笑って暮らせる太平の世を作るという夢を抱き始める。
戦国乱世を舞台に、熱い兄弟が夢と希望を胸に突っ走る、奇跡の下剋上サクセスストーリー!

作:八津弘幸
時代考証:黒田基樹、柴裕之
制作統括:松川博敬、堀内裕介
プロデューサー:高橋優香子、舟橋哲男、吉岡和彦(展開・プロモーション)
演出:渡邊良雄、渡辺哲也