「忍たま乱太郎」
Eテレ 毎週月曜~金曜 午後 6:50~7:00
☆4月4日(月)から、第30シリーズを放送中です。
NHK アニメ HP
https://www.nhk.jp/g/anime/
4月から、第30シリーズの放送が始まった「忍たま乱太郎」。NHKの最長寿アニメであり、1993年のスタートから数えて30年目のアニバーサリーイヤーを迎えたこの作品は、なぜ、ここまで多くの人々に愛され続けてきたのか。キャスト、スタッフの証言で、その魅力の秘密を深掘りする、題して『「 忍たま」特集してみた」』の段。始まるよ~!
愛されて放送30年。これまでもこれからも......
戦国時代、忍術学園に入学した猪名寺乱太郎、摂津のきり丸、福富しんべヱは、忍たま(忍者のたまご)としての成績は落第点ながら、いつも明るく、知恵と力を合わせて奮闘! 3人を中心とする忍たまたち、そして彼らを取り巻く個性豊かなキャラクターたちが、コミカルな大騒動を繰り広げる「忍たま乱太郎」。
番組がスタートしたのは、実に1993年(サッカーのJリーグが初のリーグ戦を行った年)。以来、主題歌「勇気100%」のメロディーにのって忍たまの活躍は続き、子どもから大人まで笑顔にする物語として愛され、放送30年目を迎えた。
現在キャラクターデザインを手がけている新山恵美子をはじめ、作品づくりを支えるスタッフの何人かも、かつては、この番組に熱中した子どもたち。「忍たま乱太郎」には、そんな歴史の積み重ねがある。
ギャグアニメとして描かれる、キャラクターの動きや会話のおもしろさ。その中にも、友情や団結の大切さといった、多くの人が共感できるテーマが含まれている。また舞台となる忍術学園は、いじめや差別がなく、学力重視の偏見もない、理想的な教育の場でもある。
作品のタッチは時を重ねても変わらず、乱太郎、きり丸、しんべヱの声を担当するキャストも不変。クラシックにして、トラディショナル。「いつも変わらず、そこにある」作品としてきょうも変わらず、乱太郎たちは画面を駆け回る。
「忍たま」が歩いた道。世界は大きく広がって......
全エピソードは2300以上!
放送が始まったのは、1993年4月10日。総合テレビで毎週土曜日の夕方、30分の放送だった。翌年の10月からは教育テレビ(現在のEテレ)に放送枠が移動。10分番組となったが、月曜〜金曜の毎日放送となったため、1週間あたりの放送時間は50分に増えた。
以来、2022年3月8日時点で、全放送エピソードは2300を超えている。放送開始15年、20年、25年には、それを記念するスペシャルアニメも放送。また、1996年と2011年にはアニメの劇場版が全国公開され、2011年と2013年には加藤清史郎が主演した実写映画も公開された。
意外なコラボも!
その人気ゆえに、本放送以外にも世界が広がった「忍たま」。教育テレビでは1995年から2005年まで、公開イベントのステージショーとアニメを合わせた1時間番組「忍たまがやってくる」を祝日に放送していた。着ぐるみの忍たまキャラクターによる劇や、ゲーム、クイズなどで構成され、ファミリー層の人気を集めていた。
また2016年から、BSプレミアムの科学番組「コズミック フロント☆NEXT」とのコラボレーションも実現! この「忍たま乱太郎の宇宙大冒険 with コズミック フロント☆NEXT」では、乱太郎たちが物語を通してさまざまな宇宙の知識を伝えている。
これまでに10作品が制作され、あらすじや「忍たま宇宙クイズ」は現在もホームページで楽しめるので、チェックしてほしい。
https://www.nhk.or.jp/anime/nintama/nintama-cosmic/
大きく広がる「忍たま」ワールド
2010年からは、舞台化も! 『ミュージカル 忍たま乱太郎』は、毎回人気を集めて2021年には第12弾が上演された。こちらは忍術学園の上級生を中心に据えたオリジナルの物語だが、若手のイケメン俳優が起用されて熱狂的なファンを生みだしている。「忍たま」ワールドはどこまで広がるのか?今後も目が離せない。
アニバーサリーイヤーの最新情報は、特設サイト「忍たま30」で紹介! サイトには、30年を記念したスペシャルムービーや、多くのキャストからのお祝いコメントが掲載されている。今後、過去に製作された忍たまグッズなども登場する予定だ。
https://www.nhk-character.com/character/nintama_30th/
☆Twitterの「忍たま乱太郎」公式アカウント
https://twitter.com/nep_nintamaでも情報を発信中!
(NHKウィークリーステラ 2022年3月25日号より)