2006年に放送を開始し、大人から子どもまで幅広い層に支持されているNHKの自然番組「ダーウィンが来た!」。

番組スタッフたちへの取材をもとに、制作現場における実際の体験談をまじえつつ、生きものの魅力にとりつかれた人間たちの物語を描く特集ドラマ「ダーウィンが行く!?」の制作が決定しました。

主な出演者は富田望生さん、本郷奏多さんの2人。富田さん扮する体育会系の新入社員と、本郷さん演じる生きものオタクの先輩ディレクター、性格の合わないバディが野生のノウサギを追う姿を描きます。

動物たちの決定的瞬間は、一体どうやって撮影しているのか? 自然の中は思いがけないトラブルの連続! どのような工夫で乗り切っているのか? スタッフたちが、自然や生きものに対して抱く熱い思いとは?

個性的なスタッフたちの、自然番組制作にかける情熱をドラマならではの表現で描く、お仕事ヒューマンコメディーです。

【ドラマのあらすじ】
恩田はるか(富田望生)は、テレビ番組制作会社の新入社員。チームプレーを愛する体育会系の彼女はスポーツドキュメンタリー志望だったが、なぜか自然部に配属になってしまい、慌ただしい日々を過ごしている。
そんな中、恩田は“部内一の生きものオタク”として知られる、変わり者の先輩ディレクター・漆原大地(本郷奏多)とともに、幻と言われている野生の二ホンノウサギの撮影を担当することになる。
ノウサギは夜行性で、撮影どころか実際に出会えるかどうかもわからない強敵。ベテランカメラマン・鷹野もまじえて山へ向かった3人は、現地の住民・房江とその孫・慶太の家に寝泊まりしながら撮影を始める。
「ノウサギを見つけるには、まずはフンを探すしかない」という研究者の言葉を頼りに山の中を捜索する3人。だが、ノウサギはなかなか見つからず、性格の合わない恩田と漆原は内輪もめ。さらにはノウサギに詳しいはずの房江はなぜかロケに協力的ではなく、撮影は行き詰まってしまう。やがて恩田は、漆原が抱く生きものに対する情熱や、何十年も自然の中で暮らしてきた房江の思いを知ることになり……。

 

主演 恩田はるか役 富田望生

【富田望生さんのコメント】

テレビの前で何気なく目にしていた動物たちの映像は、人々の知恵と動物たちへの大きな優しさの上に起こる奇跡で撮影されるものなのだと、その奥深さに、脚本を読みながら「おぉ……!」と声がれ出るほど感動しました。

天気の移り変わりが目まぐるしい時期に、自然や生きものとの出会いに何を感じ得るのか。そして、どんなチームプレーで作品づくりが出来るのか、撮影がとても楽しみです。

恩田の学生時代に培ったスピリットと、登場人物それぞれの想いが交差する瞬間に生まれる“奇跡の映像”をお届けできるよう頑張ります!


漆原大地役 本郷奏多

【本郷奏多さんのコメント】

漆原というキャラクターは、コミュニケーション能力は高くないのですが、自分が好きなことに関してはめちゃくちゃじょうぜつになる、いわゆる「生きものオタク」的なキャラクターです。

僕自身もそういう気質があるので、ナチュラルに演じられたらと思います。少し気難しいけれどどこか憎めないようなキャラクターを組み立てていければと考えていますので、是非楽しみにしていてください。


特集ドラマ「ダーウィンが行く!?」

8月20日(火) 総合 午後7:30~

作:衛藤凛
音楽:宮崎誠
出演:富田望生、本郷奏多ほか
制作統括:樋渡典英(NHK エンタープライズ)、遠藤理史(NHK)
演出:加地源一郎(NHK エンタープライズ)