2024パラリンピックイヤー到来！ NHK「アニ×パラ」の新作が2か月連続で放送

人気漫画や小説とコラボレーションしたアニメ作品を通じて、パラスポーツの魅力をわかりやすく伝え、多様性のある社会の実現を目指すプロジェクト「アニ×パラ」。

8月にパリパラリンピック開催を控える今年は、まず2月、3月に新作2本を放送します。通算17本目となる2月の作品は、藤田和日郎作の人気漫画「うしおととら」の幻想の世界がパラアーチェリーの舞台とシンクロします！

実在のパラリンピック日本代表選手がアニメに登場

主人公は、東京パラリンピックのアーチェリーに出場した岡崎愛子選手。真夏の太陽にさらされる中、矢をかまえる岡崎選手の耳に聞こえるのは、大妖怪“白面の者”の声。

「お前にはできぬよ！」人々の絶望を糧として強くなるその巨大な存在に対し、うしおととら、“獣の槍”とともに岡崎選手はどんな“矢”を放つのか？！

漫画原作者みずからアニメの原案も

「うしおととら」は、「獣の槍」を操る主人公・蒼月あおつき潮うしおが人食いの妖怪“とら”の助けを借りながら様々な魔をはらっていく藤田和日郎の人気漫画。

アニ×パラとのコラボにあたっては、原作者の藤田みずからネーム（セリフやコマ割りが入った漫画の構成）を制作。今作でも、うしおととらの最強の敵となる大妖怪「白面の者」が登場する魅力的なストーリーが誕生しました。

原作 藤田和日郎さんのコメント

これまでスポーツじゃないものを描いてきたので、お話をいただいたときは意外に感じましたが、「うしおととら」をパラアーチェリーと組み合わせようという発想がすごくありがたかったです。

競技についての知識はまったくありませんでしたが、自分でも調べて「知っていく」喜びがありました。アニ×パラをご覧になるみなさんにも「ああ、こういう競技があるんだ」と知っていただけたら、と思います。

主役・岡崎愛子選手の声は麻生久美子さん
アニメ『うしおととら』 オリジナルキャストが集結

実在の人物の声を演じるという難題に取り組んだのは、麻生久美子さん。
「普段の岡崎選手の姿はかわいらしく、やさしい感じなのですが、競技に入るとりんとして精神的にとても強い感じ。そういうところがうまく出せれば」
と意気込みを語ります。

また、主要キャラクターの声には、2015年に放送されたテレビアニメ『うしおととら』のキャストが集結しました。
蒼月潮：畠中祐　とら：小山力也　白面の者：林原めぐみ

クライマックスで流れるテーマ曲「Amateras」担当
BURNOUT SYNDROMESのコメント

パラスポーツのアーチェリー×「うしおととら」ということで、２つの本質を混ぜ合わせたような“応援歌”をつくりたいなと思いました。日本の祭りの起源でもあり、世界が光を取り戻す“天岩戸伝説”というモチーフが、パラリンピックの精神と「うしおととら」の世界観を包括していると思い、「Amateras」という楽曲を制作しました。

じつは、藤田先生の原画展を見に行くくらい大ファンで、会場にあったメッセージボードに「いつか先生の原作でテーマ曲をつくりたい」と書いていたので、今回、夢がかないました（BURNOUT SYNDROMES／熊谷和海）。

アニ×パラ あなたのヒーローは誰ですか「パラアーチェリー×うしおととら」

2月27日（火） NHKBS 午後3:30～3:35
番組公式 HPはこちら
※次回作は3月下旬放送予定