「深夜便のうた」は、大人が口ずさめる歌を「ラジオ深夜便」から発信しようと、2006年に始まりました。2か月に1曲、新曲をリスナーにお届けしています。2023年12月、2024年1月放送のうたは、織田哲郎さんが歌う「願い」です。

「願い」

作詞・作曲:織田哲郎

織田哲郎さん メッセージ

高校時代、学校の寮の部屋でよく布団をかぶってラジオの深夜放送を聴いていました。リクエストはがきも出しましたが、一度も採用されませんでした(笑)。以降、基本的に深夜にいちばん活発になる人生を送ってきましたので、今回もいつもどおり、深夜にレコーディングを行いました。「深夜便のうた」を歌うのは、2017(平成29)年の「CAFE BROKEN HEART」に続き2回目となります。

にぎやかな場面ではかき消されてしまうような歌も、深夜に一人で聴いてもらえば、より深くまで届けられる気がして、今回またこの曲が「深夜便のうた」としてラジオから流れることをとてもうれしく思っています。

人の世の営み、そのすべてははかなくもいとおしいものだなと年月を重ねるごとに強く思います。この歌がほんの少しでも聴いてくださった方々の潤いになってくれたなら、というのが私の“願い”です。イントロではケルト音楽などに使用されるアイリッシュウィッスルを使用してみました。その音色にも耳を傾けていただけたらと思います。

織田哲郎(おだ・てつろう)

シンガーソングライター、作曲家、プロデューサー。
1983(昭和58)年にソロデビュー、シンガーソングライターとして活躍するかたわらアーティストへの楽曲提供やプロデュースに携わり、「シーズン・イン・ザ・サン」「世界中の誰よりきっと」「負けないで」など、次々とヒット曲を生み出す。
B.B.クィーンズに提供した「おどるポンポコリン」はレコード大賞を受賞。また自身のシングル「いつまでも変わらぬ愛を」はミリオンセラーを記録。プロデューサーとしては相川七瀬などを手がけ、その後もKinKi Kids、AKB48など、多くのアーティストに楽曲提供を続けている。

取材・文/河上いつ子
(月刊誌『ラジオ深夜便 』2023年12月号より)

『願い』は、ラジオ深夜便の放送と、らじる★らじるの聴き逃しで聴くことができます。らじる★らじるの聴き逃しは、こちらから。
(12月から1月までの毎日、1時台「深夜便アーカイブス」の終盤で流れます)

購入・定期購読はこちら
8月号のおすすめ記事👇
▼毛利衛“地球まほろば”は今も
▼純烈が「深夜便のうた」に登場!!
▼バレーボール前監督・中垣内祐一
▼脳の働きの不思議 ほか