産業医・内科医である森勇磨さん(30歳)は、救急医療の現場で予防医学の重要性を感じ、現在は産業医として働くかたわら、書籍やSNSなどで予防医学の普及に取り組んでいます。森さんに2回にわたってお話を伺います。今回は病気を遠ざける行動習慣についてです。
聞き手/関根香里
病気の一次予防①
定期的な運動をする
いちばんのおすすめはウォーキングです
⇒1日8,000歩を目安に
買い物や通勤など、ふだんの生活の中で3,000~4,000歩は歩いていることも多いので、そこから増やしていくイメージ。スーパーの帰りに自宅の周りを1周する、通勤電車を1駅前で降りて歩くなど、プラスアルファを目指そう。
目標は8,000歩。達成できなくても「近づけば近づくほどいい」と考えよう。
⇒少し速めの速度で
長い距離を歩いても、速度が遅いと効果は小さい。少し速め、隣の人としゃべれるかしゃべれないかぐらいの“やや早歩き”がよい。
⇒骨粗しょう症対策は日光の下で15分
日光を浴びると体内でビタミンDが作られ、カルシウムの吸収が促進される。骨を強くするには、1日15分ぐらい外を散歩して日光を浴びるのがおすすめ。
※この記事は2023年5月10・17日放送「人生を豊かに過ごすための予防医学」を再構成したものです。
続きは月刊誌『ラジオ深夜便』9月号をご覧ください。
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