タレントの大竹まことさん(74 歳)は 1979(昭和 54)年にコントグループ「シティボーイズ」を結成。毒舌キャラで数々のバラエティー番組に出演するほか、俳優としても活躍しています。東京を中心に活動する大竹さんが師と仰ぐのは、元タレントの上岡龍太郎さん。師との出会いやかけられた数々の言葉、大竹さんに思い出を伺いました。
聞き手/山下信


「君はひきょうだ」と言われた出会い

――大竹さんが師匠と呼ぶ上岡龍太郎さんは、関西を中心にテレビやラジオ番組の司会者として活躍、東京のテレビ局にも進出して数多くの冠番組を抱えていました。西と東のコメディアンの師弟関係、意外に思う方も多いのではないでしょうか。

大竹 師弟関係と言ってもね、公に結んだわけじゃないんです。関西でとってもお世話になったこともあって、私が勝手に上岡さんを「師匠」と思い込んでいる、と言った方がいいかもしれませんね。

――上岡さんは、大竹さんが師匠と呼んでいることをご存じなのでしょうか。

大竹 昔、年一回のゴルフ大会のとき、みんなで上岡さんを「師匠」と呼んでいました。ただ、私が個人的に「師匠」と思っていることはご存じないと思います。

――上岡さんとの出会いを教えてください。

大竹 昔、上岡さんが司会をしていた大阪のワイドショーに呼ばれたのが最初です。こういう番組の場合、東京では司会者が「どう思いますか?」と出演者に話を振ります。でもこの日は待てど暮らせど振ってもらえない。関西では司会者から話を振らないので自分からしゃべらないといけないというルールを知らなかったんですね。
それでも上岡さんが、最後の最後に話を振ってくれました。僕は多数派の意見に共感する発言をしたんですが、番組終了後に上岡さんが言ったんです。「大竹くん、君は最後の最後までしゃべらないでひきょうだ」って。そう言って、すーっといなくなっちゃったんですよ。……
※この記事は 2023年5月15日放送「師匠を語る」を再構成したものです。

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