小芝風花、吉岡秀隆らが出演する、鹿児島発地域ドラマ「この花咲くや」のメインビジュアルが届いた。

主演の小芝風花はじめ、主要キャストを演じる吉岡秀隆、永作博美、犬飼貴丈のまっすぐに1点を見つめる表情が印象的なビジュアルだ。

物語の主人公は、鹿児島の不動産会社に勤める坂元知花(小芝風花)。仕事でも伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない日々を過ごしていたなか、津村幸次郎(吉岡秀隆)が家探しに不動産会社へとやってくる。鹿児島には縁もゆかりもないという幸次郎。対応した知花は張り切り、自分がいまイチオシの桜島ビューのマンションを紹介する。しかし、内見していた幸次郎がとつぜん、「桜島が見えない家がいい」と言いだして……。

メインビジュアルのデザインを担当した冨永功太郎は、

冨永功太郎(鹿児島県出身のアートディレクター)

「メインキャストそれぞれの内面を切り取るポートレート。笑顔の裏に抱える悲しみ。後悔と不安。実直さと強い信念。この土地で生きてゆく覚悟。それぞれの思いを持った人物が関わり合うことで、心境に変化が生まれていく様を写真とグラフィックで表現しました」とコメント。

撮影を担当した下薗詠子は、

下薗詠子(鹿児島県出身のカメラマン)

「鹿児島では、天気予報と同列に桜島降灰予報というものが流れ、火山灰の風向きや風速を伝えてくれます。桜島が噴火をすることは日常に近いので怖くありません。むしろ、モクモクと立派な噴煙が上がるとテンションが上がります。しかし、活火山、いつ何が起こるかわかりません。桜島と大きな存在をどう捉えるのか?一人一人のまっすぐなまなざしからこぼれる表情の奥にある深い“何か”に触れたいと思いシャッターを切りました」と語った。

鹿児島発地域ドラマ「この花咲くや」は、3月16日(水)午後10時よりBSプレミアムにて放送予定。