11月22日(火)に、東京ポートシティ竹芝ポートホール(東京・港区)で、BS4Kの魅力を伝えるイベント「NHK BS4K FUN! FUN! ミーティング ~ついてる?4K 押してる?4K~」が開催された。そのイベント内で、連続テレビ小説「舞いあがれ!」トークショーが行われ、矢野倫子役の山崎紘菜、制作統括の熊野律時チーフ・プロデューサーが登壇した。そのイベントの様子をご紹介!
山崎紘菜演じる矢野倫子は、ヒロイン・舞(福原遥)の航空学校での同期。男性が優先される商社で悔しい思いを重ね、退職し、思い切って女性パイロットを目指すという役どころだ。
イベント序盤、第7週「パイロットになりたい!」のダイジェストを4K映像で上映。祥子ばんば(高畑淳子)が、貴司(赤楚衛二)に寄り添うシーンに山崎は、「私も祥子ばんばに会いたい!(笑)。(祥子ばんばの言葉は)、若い子たちにも響いていると思います。自分のままでいいんだと、私はグッときました」と笑顔で語った。
また、ヒロインの舞について、熊野チーフ・プロデューサーは「舞は、自己主張するタイプではなく、どっちかというと、引っ込み思案でなかなか一歩が踏み出せない人物。そんな彼女が、さまざまな人物と出会っていく中で、これまでできなかったことができるようになっていく——。そんな舞の姿を、一緒に温かく見守っていただけたらと思います」とコメント。
そして、矢野倫子の初登場となる第37回も4Kで上映。初対面の舞に、倫子はどこか冷たい態度。そんな倫子に、山崎は「もうちょっと優しくしてほしいですよね。『舞ちゃんごめんね』と思いながら、演じていました(笑)」と告白。続けて、倫子と舞の関係について、「(先輩に勉強を教わることに対して)否定しなかった舞ちゃんに心を動かされたんじゃないかな。そして、彼女を何とかしたい、支えたいと思ったのでは」と語った。
また山崎は、福原とは今回で3度目の共演となるという。
「はるちゃん(福原遥)はいい意味で、昔から全然変わらないです。一生懸命で、疲れている姿や大変なところはまったく見せないし、いつも笑顔で明るいんです。本当はいろいろな思いを抱えているはずですが、それを絶対に見せないプロフェッショナルさに感心します」と絶賛。
イベント終盤の質問コーナーでは、来場者から「矢野倫子のように、悔しい思いをして、新しいことにチャレンジした経験はありますか?」という質問が。
「同じことにもう1回チャレンジするタイプなんです。小学生のとき、バタフライが全然できなくて。犬かきと平泳ぎで、泳ぎきることを繰り返し挑戦していました」という山崎の回答に、会場は笑いに包まれた。
さらに、4K映像に関して、「4Kテレビほしいです! 空や海のカットがきれいなので、4Kでドラマを見たいですね」と山崎が語ると、熊野チーフ・プロデューサーも「今後、フライト課程のシーンが多く出てきます。帯広の美しい映像とともに、舞たちの悪戦苦闘が描かれます。よりきれいな画質で見ていただけると、さらに迫力が増すと思います」とアピール。
最後に、山崎は「航空学校編は、大人の青春のように感じています。好きなことを仕事にするのは、すごく難しいことで、好きな気持ちだけではどうにもならないことがある。その中でも、もがき続ける強さを感じました。そういう気持ちを、思い起こさせてくれた作品でもあります。社会でがんばっている皆さんにも共感していただけると思いますので、ぜひ今後の放送も楽しみにしていただけたら」と笑顔で語った。
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