暢子の店、「沖縄の味 ちむどんどん」が開店して2か月。オープン当初のにぎわいとうってかわって、今ではすっかり閑古鳥……。どうしたらいいのかわからないまま、ひとまず店を休業することにした暢子に、あの人やこの人が、すてきなアドバイスを授ける1週間でした。

いや〜、飲食店って本当に難しいと思います。
けっこういける、いい店だ、と思ったとしても、なかなか二度目の足が向かない、行く機会がない、そのうち店の名前を忘れてしまった、そもそも店がなくなってしまった……なんてこと、確かにありますよね。

暢子の店も、一見、感じよさそうなのに、何が原因なのでしょうか?
つい同じように飲食店が舞台の他局ドラマの名マネージャーに相談したくなりますが(笑)、こっちだって負けていません。今週は、ちょっと覚えておきたい名言が盛りだくさん! だったと思いませんか?
というわけで、ここで、今週心に刺さった、ちむどんどんする名言ベスト5をおさらいしてみましょう。

▼悩める暢子に送る、○○さんの名言!

①悩む暢子に、フォンターナの二ツ橋シェフがさとすように語った言葉。
「あなたは飲食店で成功するために生きてるんじゃない」
いや〜、ほんとそう。今の暢子にそれを言っちゃあおしまいよ、とも思うけれど、特に仕事で追い詰められたときは、逆に、そういう客観的な視点や気持ちを持つのって大切ですよね……。しみじみ。

②店の様子を見にきた和彦の母・重子が暢子に伝えた、励ましのメッセージ。
「とにかくどんな時でも、食べるの」
しーちゃん、いいこと言う! 人ってどんなに悩んでいても、案外きちんとおなかがすく生き物。だからこそ、やっぱり(店のオーナーたる)船長は食べないと。よく食べて、よく寝る。船長の基本です。

③帰国を祝う食事会のあと、フォンターナの房子オーナーが暢子にしたアドバイス。
「一番の強みは、同時に弱みでもある」
これって、房子オーナー自身のことを言っているみたいに思えてね……。つまり、オーナーは、強いから弱いんだなって思うんですよ、うん。ねえ、そう思いませんか、三郎さん!?

④お金を店に忘れていった暢子に矢作さんが放ったひとこと。
「金を雑に扱う人間は経営者失格」
40万円もの大金が入った封筒が無くなったのを、矢作さんの仕業ではと疑う智に、暢子は「矢作さんを信じてる!」と。でもね、それ以上に、その後の矢作さんのひとことが刺さってしまった。いや、そもそも忘れないで、そんな大金! まずはそこから頑張ろう、暢子!

⑤沖縄からやってきた優子(お母ちゃん)、暢子が無理していることに気づいて。
「うちは親だよ。顔を見ればすぐに分かる」
これもねえ、そうなんだよねえ。親の観察眼ってばかにできない。実際、隠しごととか、通用しないんだよね〜。特に母親。全然話していないのに、彼氏ができると即座にバレていた学生時代を思い出しました……(←一緒にするな)。

以上、ちむどんどんした名言ベスト5でした。
え、個人的すぎる? いいんです、ドラマってそういうふうに楽しむものですよね。


▼清恵、家出をする。はともかく、気になったこと。

今週、もうひとつの大事件がこれ。養豚場に現れた涌井(清恵の元夫)のせいで賢秀とけんかになり、挙句、家を出てしまった清恵は、再び夜の世界へ……。そんな彼女の行方を賢秀とおやっさんは必死に探すも見つからない。

と、いうことなんですが、私、それ以上に気になることがあるんです。
それは、朝ドラで何かと出てくる「水商売」というキーワード。女性キャラが落ちぶれたときの象徴のように、割としょっちゅう使われているような。あまりに短絡的では……?
だってさ、突然やってきたどこの馬の骨とも知らない若い女を住み込みで雇ってくれて、「変なの(賢秀のこと)が探してたから気をつけな」と声をかけてくれるママ、それって優しくないですか? 悪いばかりのイメージで使うのって、ちょっと違くない? って思っちゃう。

……いや、待てよ、これもまさか朝ドラの“伝統”のひとつなのか?
ヒロイン×自転車とか、押し入れの中に隠れがちとか、立ち聞き上等とか、数え上げればきりのない、あれ、なのか!? そう考えると……。うーん?
それから、清恵ちゃんの源氏名、「リリイ」なんですね。やっぱり寅さんを思い出してしまう私は、ちょっと古いですよね、そうですよね。すみません。

あと、賢秀のおやっさんへの態度も気になってしまったのですよ。
賢秀が家族に養豚場で働いているのを隠すのは、「ビッグなビジネスで大儲けをする」と息巻いていたくせに、実はコツコツ肉体労働しているのがバレると、なんとなくばつが悪いから……だとはわかってるけど、銀座のイタリアンレストランで、おやっさんにまで職業を偽らせるのは、なんか嫌だったな。
沖縄の養豚がハワイの沖縄移民によって助けられた話をしているときのおやっさんは、十分、養豚家としてかっこよかったと思うの。そのかっこよさに、清恵は気付いたのだと思うし……。賢秀も早く気づいてくれることを祈る!


▼そして次週! 「にんじんしりしりーは突然に」、え、それって?

フォンターナで身につけた技術が、自分の強みであり弱みと気づいた暢子。なるべく手数をかけず、素材の味を最大限に引き出すことで沖縄料理の魅力をアップさせた新メニューで、お店の再オープンに臨みます。
ところが、納得いかないのが、看板メニューの「沖縄そば」の味。どうやら、豚肉がネックだと気づいた暢子の前に現れたのは、なんとリリイ……つまり、清恵だった。その彼女が持つ手提げ袋の「豚さんマーク」がズームアップされてからの「続く」――。

次週タイトルは、「にんじんしりしりーは突然に」。
そう、古い方はすぐにお気づきでしょう、タイトルからして恋の予感♪
当然、来週は、賢秀×清恵カップル成立ってことかなと。
(予告冒頭でチラッと映った房子オーナー×三郎さんには触れないことにします!!)
いがみ合っていた二人がくっつくパターンって、ラブストーリーとしては王道だけど、やっぱり見たいのよね。展開に期待!

暢子のすっかり大きくなったおなかも気になります。予定日、いつだっけ?
和彦くんの目がどんどん優しい「お父さん」になっていくところにも、ひそかに注目。

そして、再オープンする「ちむどんどん」の運命は?
そしてそして次週予告に一瞬だけ映った、そばをすする人物は一体……?
(何度見返してもわからなかった……気になる……いたっけ、あんな人???)

ということで、本日の報告を終わります。
また次週、お会いしましょう〜。

(文・朝ドラ見る子)