連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロイン比嘉のぶの母・優子を好演するのは、「天うらら」「花子とアン」に続き、3度目の“朝ドラ”出演となる仲間由紀恵さん。ドラマの舞台地、沖縄の出身でもある仲間さんに、今作への思いと役どころについて伺いました。

賢秀をいちばん信頼しているのが優子

沖縄が舞台の“朝ドラ”への出演オファーを聞いたときは、本当にうれしかったです。4人の子どもを育てる母親役はこれまで演じたことがなかったのですが、“沖縄の母”を演じられることは楽しみでしかたありませんでした。

優子は、前向きでおおらかで優しく、たくましさも合わせ持っている母親。子どもたちのことも良く見ていてしっかりと支える、とてもすてきなお母さんだと思います。賢三さん(大森南朋)との夫婦愛もすてきですよね。やんばる地域の自然豊かな環境のもと、たっぷり2人に愛情を注ぎこまれたからこそ、比嘉家の子どもたちは素直に育ったんだと思います。

一方、優子には、自分たち家族が苦しくなろうとも、困っている人がいたら手を差し伸べる、そんな人が良すぎる部分もあります。特に長男の賢秀(竜星涼)に対しては、「甘すぎる!」と思われてもしかたないと感じることも(笑)。

賢秀の投資話に、優子は借金をしてまでお金を用意するが……。(第4週)

やんちゃで、家族にいろいろと迷惑をかけてしまう賢秀。ただそれでも息子のことをいちばん信じているのが優子なんです。家族のために行動してくれる子なんだと、心から信頼しています。物語が進むにつれ、親子の絆を強く感じていますね。

優子の願いを大切に演じています

撮影で印象に残っているシーンは、沖縄ロケももちろん楽しかったのですが、比嘉家のセットで、家族の何気ない日常を描く撮影が私はすごく好きなんです。例えば第1週で、賢秀が大切に育てていた豚のアババが、食卓に並んでいることを子どもたちが知る「アババ事件」がありましたよね。

「アババ事件」から、子どもたちは命をいただく大切さを知る(第1週)。

このような日々の出来事に対して、みんなで一喜一憂する姿に、毎日を一生懸命生きている家族なんだと強く感じました。比嘉家を象徴するシーンだと思います。

ヒロイン・暢子を演じる黒島さんは、もう暢子にしか見えません(笑)。とっても素直で、誠実さを持ち合わせていて、自分が感じたことをちゃんと口に出してくれる。暢子の良さと黒島さんの良さがリンクしているように感じます。本当にピッタリだと思います。

優子のいちばんの願いは、子どもたちが好きなことを見つけ、いろいろなことに挑戦しながら、のびのびと成長すること——。
この先何があっても、子どもたちのことを信じて見守っていこうという、優子の気持ちを最後まで大事にして、一生懸命、優子を演じ切りたいと思います。比嘉家のまっすぐに生きる姿から、何か温かいものを感じてもらえたらうれしいです。

スペシャルクエスチョン
仲間さんが“ちむどんどん”することは?

家族のためにおいしいものを作ったり、休みの日に家族で行うことを計画したりと、家族が喜ぶことを考えているときが、いちばん“ちむどんどん”します!