嘘のつけない不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)とカスタマーファースト命の月下咲良(福原遥)の名コンビが活躍するビジネスコメディードラマ「正直不動産2」。今回、月下咲良を演じる福原遥に、再び役を演じられての思いや今後の見どころについて話を聞いた。


――前作の放送から約2年が経ちましたが、「正直不動産」の現場に戻られていかがですか?

個人的に月下咲良というキャラクターが大好きで、再び演じられることを楽しみにしていました。なので続編が決まったときは、本当にうれしかったです。前作のスタッフさんの多くが再び集結されていたので、現場に戻ると実家に戻ったような安心感を抱きましたし、すぐに役に入り込むことができましたね。

――改めて、月下咲良という役どころについて教えてください。

月下は、不動産で人を幸せにしたいという思いのもと、カスタマーファーストをモットーにお客様と毎日真摯に向き合っています。永瀬先輩の指導のおかげもありシーズン1では、月間営業成績1位をとるほど大きく成長しました。いつも天真爛漫で素直にまっすぐ突き進む姿は、本当に尊敬しますし、自分もこうなりたいと憧れる人物でもあります。

月下と似ている部分は…ふざけるところはしっかり楽しんでふざけたり、少し抜けていたりするところにはシンパシーを感じますね。逆に共感できないところは、酔うと永瀬先輩にしつこく絡むところで、ここは正反対なところだと思います(笑)。

今作もカスタマーファーストを第一に動いていく月下ですが、そのモットーを大切にするあまり周りが見えなくなってしまったり、月下の言動が他人には優しさの押し売りのように捉えられてしまったりと、自分の営業スタイルに自信がなくなってしまう場面も増えてきます。そういった壁を月下がどう乗り越えていくのか、ぜひ楽しみにしてもらえたらうれしいです。

――山下智久さんと再びご一緒されていかがですか?

山下さんとは、前作で永瀬先輩と月下の関係性を一緒に築き上げてきたので、今作ではすっと役に入り込むことができました。永瀬先輩との掛け合いはどれも楽しいんです。

特に印象に残っているのが「スペシャル」の冒頭、営業成績1位の月下に、「調子に乗った顔がむかつく」と“正直な本音”を永瀬先輩がぶつけ、互いに言い争うシーンです。「下剋上の天下取りじゃ!」といった月下の言葉のチョイスが面白くて楽しかったですね。

コメディー部分は、脚本の根本ノンジさんがいつも面白く描いてくださっているので、どのように演じようかと考えるのも楽しくて。現場の空気感でアドリブが生まれることもあります。その都度「山下さんは次何を言うんだろう」というドキドキも感じながら、日々楽しく演じています。

――そして、月下にもついに後輩ができましたね。

そうですね。ただ、後輩の十影君(板垣瑞生)は、お客様のためならどんなことも行おうとする月下とは正反対なキャラクター。定時を過ぎてまで面倒なことはしたくないと、プライベートを第一に考えている人物です。

その考え方の違いに「なんなんだ、この子は!」と月下も最初は驚き、彼のスタンスを何とか変えたいと模索します。けれども十影君は、お客様のことを全く考えていないわけではないんです。今後、十影君に支えられる場面も出てくるなど、永瀬先輩とはまた違ったコンビネーションを見ることができると思います。

――ライバル会社・ミネルヴァ不動産の花澤(倉科カナ)との関係も気になります。

月下と花澤さんは一見ライバルのように見えますが、互いに尊敬している関係のように私は感じます。息子との生活を守るためならと、危ない橋をも渡ろうとする花澤さんの覚悟に、月下も何かを感じているはず。そのうえで、月下の正義を花澤さんにぶつけていきます。

今後、物語が進むにつれ、月下と花澤さんの関係性も密になっていきます。2人のシーンにもコメディー要素が出てくるなど、とても面白い関係性になっていますので、ぜひご注目ください。

――最後にメッセージをお願いします。

見どころは本当にたくさんあります! 今作も毎回魅力的なゲストの方が登場しますし、十影君をはじめとした新キャラクターが個性豊かな方ばかりなんです。今後、登坂不動産に入ってくる黒須さん(松田悟志)もすごく個性的で、登坂不動産のメンバーの雰囲気が前作とはがらりと変わっていると思います。

また脚本の根本さんが一人一人のキャラクターをとても丁寧に愛情を持って描いてくださっています。その思いを大切に、さらにパワーアップした月下の姿をお見せできるよう、精一杯演じています。永瀬先輩、そして月下の奮闘を最後まで見ていただけたらと思います。

福原遥(ふくはら・はるか)
1998年生まれ、埼玉県出身。NHKでの主な出演作に連続テレビ小説「舞いあがれ!」、「正直不動産」など。