通商条約の調印を進めていた堀田の失態に加え、腹心の正弘(瀧内公美)の死が重なった家定(愛希れいか)の心痛は尽きない。ついには床に臥せてしまったという知らせを聞き、家定を心配する胤篤(福士蒼汰)のもとに瀧山(古川雄大)から思いもよらぬ知らせが舞い込む。

開国派と攘夷派の思惑がひしめきあう中、大老に就任した井伊は、反発を強める薩摩らを尻目に、徐々に立場を強めていく。条約の締結を推し進める井伊を懸念する瀧山と胤篤の気がかりはやがて…。