う……うわああああ!! 田邊! 田邊教授〜〜〜!! ついにやりおった……!! 焦らして焦らしてこんなタイミングで爆弾発言して来週に持ち越しなんて、あんまりだよ〜〜……!!

どうも、朝ドラ見るるです。金曜日の放送見ました!?
いつかこんな日が来るんじゃないかとは思っていたけど……まさか、そうか〜〜……!!

テレビの前でもこのテンションで大騒ぎしてたら家族にうるさいって言われちゃいました(泣)。でもしょうがなくない!? さまざまな苦境をもちまえの主人公力(?)で乗り越えてきた万太郎、過去イチでピンチなのでは? 研究続行できるのかな……!?

……とまあ今週も語りたいことがいっぱいですが、実は先週、さすがに書きすぎ!と編集部に叱られてしまったので、ボリューム抑えめに!振り返っていきたいと思います(←で、できるのか……!?)。


▼朝ドラ見る家会議
議題その1>>東大編、大波乱の予感 
万太郎、まさかの出禁!!そして田邊教授は「悪役令嬢」なのかもしれない件。

さて、なんといっても今週の目玉はやっぱり(見るるイチオシの!)田邊教授。
ここ2週間くらいず〜〜っと不穏な動きを見せていた彼が、ついに動き出しました。

田邊「Mr.Makino. 今後、我が東京大学植物学教室への出入りを禁ずる」

父さん「何かおかしいと思っていたんだ。穏やかなシーンを挟んでいたが、やっぱりそんなはずはないもんな」
見るる「そんなあ……(半べそ)。まあ、分かってはいたけどさ。先週は植物学教室で孤立している教授のシーンばっかりだったのに、今週になって急に徳永助教授の留学をあっさり許したり、万太郎のムジナモ研究を応援しだしたし……」

父さん「まあ、俺の目は誤魔化せなかったということだ」
見るる「(父さんのドヤ顔、ムカつくな……。)BGMもずっと変だったよね。教授のアップの時だけやたら雷鳴轟いてたし。いつ爆発するか何週間かビクビクしてたけど、そっか。なんか、ついに来たかって感じ……」
父さん「野宮さんとの会話、いいシーンだったけどな。あの会話も響かなかったんだろうな」

野宮「あの人(万太郎)は、裏表のない、無邪気で…無知な人なんです。私も教師をしていたので分かります。そういう子ほど…かわいい。どうか教授の温情で、あと一度だけ槙野さんに声をかけてやっていただけませんか? 今度は植物画家として」
田邊「……」

見るる「いや〜〜響かなかったっていうか、100%逆効果? あの野宮さんの“かわいい”は十分響いて理解していて、その上で憎さ100倍だったんだよ」
父さん「まあ確かに……田邊、初登場時は学歴に左右される徳永助教授を“旧幕時代の化石”とやゆしておいて、いまは万太郎を“小学校中退”とこき下ろしてるもんな。自分の方が優れているはずなのにという気持ちもあるだろうし、その分嫉妬がわかりやすいというか」

見るる「万太郎は田邊教授に本気で恩を感じているじゃない? でも教授は、逆にそれがムカつくんだろうなとも思う。嫉妬しがいがないし、気分悪いだろうな。それでみんなに慕われて、周りのみんな万太郎万太郎って言ってるんだもん……。いっそ万太郎が嫌なやつなら、田邊教授的にも報われるみたいなところはある気がする」
父さん「なんだかやけに知ったような口ぶりだな」
見るる「まあ、女子の世界にはよくあることなんだよ……(←学生時代のさまざまを思い出しつつ……)。野宮さんのあのシーンは、だからすごいと思ったよ。スクールカースト最上位のボス女子に“いじめよくない!”って物申してる感じがして」

……自分で言って想像しちゃったんですけど、クラスに田邊教授みたいなボス女子がいたらめちゃめちゃ嫌だな……!?(笑)

あれ、待てよ? ボス女子から派生してふと思っちゃったんですけど、田邊教授って、いまちまたで人気の(?)悪役令嬢的ポジションじゃない!?
そう思うと、それはそれでやっぱり、田邊教授への親近感と共感値が半端ないかも。そう、そうなの。好きで悪役令嬢やってるんじゃないんだよね? 悪役には悪役のわけがあるんだよ、誰からも愛される、素直でかわいいヒロインになれないわけがさ〜〜〜!
見るる、田邊教授がツンデレなわけが、少しわかった気がします。

それはそうとして、野宮さん、それこそ初登場時には「ここでは田邊教授に逆らわない方がいい」と万太郎に忠告してましたよね。なにかの伏線だろうな〜とは思ってたけど、こんなかたちで効いてくるなんて。
万太郎との関わり、そして波多野さんとの出会いによって、野宮さんも生き生きと自分のしたいことを認め、周囲との関わりのなかで切磋琢磨できるようになった。環境を良くするために、田邊教授に逆らう。いや〜〜かっこいい……!

父さん「野宮さん、雇用主にあんなふうにはなかなか言えるものではないぞ。それに、表情が良いな。意を決して言葉を選んでいるような」
見るる「わかる! ビビってるけど、でも引いちゃダメだ!みたいな表情めちゃめちゃ心にきたよ。夕方のひかりが窓から刺してて。情景が絵になってた。ちなみに演じてるのは、亀田佳明さんっていう役者さんだよ!(力説)ずっと思ってたんだけど、めちゃめちゃ顔がいいよね。すっごい整ってる……」

父さん「!? 見るるはああいうのが好みなのか!? ……これ、前にも言ったことあるような……。まあいいや。そんな野宮さんの頑張りも身を結ばず、万太郎は画家として雇われるどころか、出禁になったわけだ……」
見るる「いやそれ〜〜〜〜〜(机に突っ伏す)。教授の乾いた笑い、怖かったよ〜〜……。お金足りないって話もしてたのに、どうなっちゃうんだろう!? 大学に出入りできなくなったら万太郎、どこで研究するの!?」
父さん「さあ……そこは来週のお楽しみってとこだな」

徳永助教授もいなくなっちゃったし、う〜〜ん、さすがの万太郎も、田邊教授を信じて恩を返そうと思っていただけに、しんどいよなあ……ラスト、ものすっごい虚無顔してたし。神木くんの表情筋すごすぎた。
放送も残すところ2か月というタイミングでのこの大事件。ああ、ハラハラする〜〜……!!

父さん「徳永助教授といえば、先週、ステラnetに公開された田中哲司さんのインタビュー記事、見るるは読んだか?」
見るる「えっ読んでない。なになに、なんか書いてあったの?」
父さん「これなんだけどな……(記事はこちら!)。最後の質問の答えに注目だ」

――最後に、今後の見どころを教えてください。
ここから物語は、どんどん面白くなっていきます。その中で、徳永の変化にも注目していただけたらうれしいですね。視聴者の徳永への印象が「悪い」から「良い」になっていると思いますが、これから先どういう風になっていくのか……。僕はどっちに転んでもいいように準備をしています。

見るる「『どっちに転んでもいいように』!?」
父さん「そうなんだよ。俺は徳永助教授に対してはわりと好感を持っているんだがな。この『良い』印象がこれから変わっていく可能性があるのか……」
見るる「え〜〜どうしよう、留学から帰ってきた徳永助教授が田邊教授2号みたいな感じになってたら! 日本文学の心を忘れて『その通り』のことをいちいち『Exactly.』って言うようになってたら!」
父さん「さすがにそれはないんじゃないか? いや、I have no ideaだな」
見るる「……(あ、やっぱりうっとうしいかも、と思った見るるです)」


議題その2>>いいことが続くと怖い? 「いつか思い出になる日」

東大編の動向はさておき! 金曜日が不穏な分、映えてくるのが今週のもう一つの見せ場。長屋メンバー(福治さん、おゆうさん、倉木さん、万太郎の4人)でのお出かけシーンでした。
植物採集に夢中になる万太郎を遠巻きに、大人たちが池のほとりで語ります。

福治「あんなに楽しそうでよ…。万ちゃんは恐ろしくならないのかね? 俺は…もう癖だな。こういういい時っつうの? 楽しけりゃ楽しいだけ、どっか怖くなるからさ。いいことがあった分、よくねえことも起きるぞって」
倉木「ああ…。あいつは何も考えちゃいねえよ。頭ん中お花畑だ」

見るる「この考え方、わかるなあ……。わたしもわりと、楽しいことあるとその分、なんか揺り返しがきそうだな〜って思っちゃうタイプ」
母さん「後ろ向きねえ(呆)。楽しいならその時を思いっきり楽しんだら良いじゃない」

見るる「わかってるけど、なんか自然にそう思っちゃうんだもん。波の高いときが高い分、落ち込んだとときの衝撃がデカいでしょ」
母さん「そうかもしれないけど、考え方次第じゃない? 楽しまないと損よ、損」

見るる「母さんは、いいこと続くと反動怖いなとか思わないの?」
母さん「思わない。ただ、心の中でシャッターを押すと言うか、“いつか今日のこと思い出して、幸せだったなあって振り返る日が来るんだろうな”とは思うわね」

おゆう「わかるよ。あたしだっていいことが続きすぎると怖いもん。今日なんて、こんな青空で池のほとり。いかにもいい日だ…。けど、あたしたちも変わったんだよ」
おゆう「あたしたちにとって『楽しい』は、もう特別なことじゃなくなった。これが日常茶飯事になったのよ。だから楽しむこと、もう怖がらなくていいのよ。たとえ悪いことが起こっても、その先できっとまた笑えるんだから」

母さん「万太郎たちにとっても、この池のほとりで過ごしたいい日は、きっとそうなんじゃないかしら」
見るる「“いつか思い出になる日”?」
母さん「そう。見るるももっと大人になったらわかるわよ」

母さん、いつまで経ってもなんかわたしのこと子ども扱いだな……。

池のほとりで万太郎が見つけたのは、ムジナモという食虫植物。
あの見た目で食虫植物ってどういうことなの?と思って調べてみたら、なんと!『ダーウィンが来た!』で特集されたこともあったみたい!
公式Twitterの方では、ムジナモがミジンコを食べる動画も見られるので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね♪
https://twitter.com/nhk_darwin/status/1644482689767014403?s=20

ムジナモは、1年に一度、真夏に1時間ほどしか開花しないことから“幻の花”と呼ばれているんだとか。

……戸隠草(トガクシソウ)を開花させられなかった田邊教授にとっては、最強のコンプレックス刺激ですよね。

見るる「このあと、あんなことが起きるって考えると、このシーンの趣がさらに深まるよね。“いつか思い出になる日”かあ」
母さん「寿恵子さんの出産だとか、雑誌づくりだとか、先週までのそういう幸せで楽しかった日々も同じだと思うわ」

見るる「寿恵子さんといえばだけど、なんか最近元気なくない? 角度のせいだと思うけど、一瞬すごいヒサさんに顔似て見えちゃった」
母さん「うんうん。最初の方は少女らしさ全開だったのに、母親になってからの表情、母性がどうというより、なんか弱々しく感じるのよね。すごい女優さんだと思うわ」
見るる「母さん、浜辺美波ちゃんのこと最初“お手並み拝見”とか言ってたのに(苦笑)。え、万太郎が大学出禁になって、寿恵子さんまで元気なかったらもう……もうじゃない!? 嫌なんだけど……!」

後半、怒涛の悲劇たたみかけとかになりませんように……。
おゆう「たとえ悪いことが起こっても、その先できっとまた笑えるんだから」
↑悲劇、起きそう!!(泣) 絶対伏線じゃん、これ……!

見るる「やめよう、明るいこと考えよう!!」
母さん「そうよ。それに、見るるの考え方で言うと、楽しいことがいつか終わるってことは、悲しいこといつか終わるってことじゃない。前向きに考えなさいな」

見るる「うん……そうだね……(←そうは言われても、ドキドキ)」
母さん「それにしても少し話が戻るんだけど、あの池のシーンの福治さんとおゆうさん、なんかいい感じじゃなかった? あそこくっつくのかしら?」

見るる「え〜! どうだろう。2人とも親として子どもの幸せを願ってる感じだったけど……小春ちゃんがお嫁にいったら、ワンチャンありそうな気はするけど」
母さん「先の展開が楽しみね」

未来がどうなるかわからないけど、とにかく来週を待つしかない! 週明けが待ちきれないよ〜〜!!


さて第18週、ヒメスミレ

見る子姉さん「見るる、落ち込みすぎじゃない? 今週は竹綾も再登場したし、2人の会話でも思い出してもうちょい元気だしなよ。万太郎からの手紙持って綾ちゃんのところにくる竹雄、可愛かったじゃん」
見るる「それは本当にそう……! 夫婦になってから初めて見たけど、“綾さん”呼びなんだ〜!とか、子どもはまだなんだ〜!とか、綾ちゃん相変わらず通常運転なんだ〜!とか、短いシーンでいろんな感慨があった」

姉さん「相変わらず思わせぶりにスカしてくる綾ちゃんに、竹雄がお預けくらってる感じ(笑)。峰屋も大変そうだけど、2人とも頑張ってるじゃん。万太郎も大丈夫だよ(たぶん)」
見るる「たぶんじゃん〜〜!(泣)でもまあ、そうだよね。あれだけ世界中にすでにファンがいる万太郎だもんね。東大も飛び出して研究していくのかもしれないし……!」

姉さん「そうそう。なんかいつの間にか二人目の子どももできてるし。心配ないって。まあ、どんなに心配したところで、我々にできるのはテレビの前にいることだけだからね」
見るる「テレビの前……う、そりゃあそうだけどさ!」
姉さん「そんなことより、私の今週の個人的なツボを発表していい?」
見るる「えー姉さんの話、長くなるからな……」
姉さん「ひとことだけ!」

(田邊教授が、高等学校の校長に就任した日)
研究室一同「おめでとうございます」
田邊教授「ありがとう……槙野は?」
波多野「本日は自宅かと」

姉さん「ね、ね、これって、テレワークじゃん? さすが万太郎、新しい!」
見るる「たぶん、ちょっと違うし。自分が出社嫌いだからって、姉さん、そこ拾いすぎでしょ(笑)」

というわけで、今回はここまで。
今週の会議、終了!

文責:朝ドラ見るる