みなさ〜〜〜〜ん!! おひさしぶりです!! 帰ってきました、朝ドラ「見るる」です!!!
ちょっと旅に出ていた間、見る子姉さんに記事執筆を代わってもらってました。
いや、我慢できなくてちょいちょい口出ししていたから、みなさん的にはあんまりおひさしぶりな感じじゃないかな?(笑)
今週の「らんまん」では、万太郎たちも未来に向かって大きく踏み出した様子。
見るるも、旅から帰って一皮むけて(!?)、この熱い気持ちをバーンとレビューにぶつけちゃうぞ!
というわけで、早速語っていこう〜〜!!
▼朝ドラ見る家会議
議題その1>>お寿恵ちゃんの決意「結婚」ってどういうこと?

さて、早速ですが今週、見るるの心に深〜〜〜く残ったセリフがあります。
それがこちら!
おまつ「2人とも、ほれた腫れたじゃどうにもならないんだよ。どんな時も、ひたすら暮らしていかなきゃならないんだ。やってけるかい?」
ついに互いの気持ちを確かめ合い、結婚することになった万太郎と寿恵子さん。
そんなふたりに、お寿恵ちゃんのお母さん、おまつさんがかけた言葉です。
まあね? 見るるも今年で2X歳(ほんとの年齢は、ひみつ?)。
早い同級生はそろそろ結婚し始めているし、学生時代の先輩の話とか聞いてると、考えちゃうわけです。
「結婚」って、一体何なの?
それって、どういう意味があるの?
SNSなんて見てたら、旦那さんへの愚痴やら子育ての大変さやら、結婚した女性たちのいろ〜んな気持ちがごちゃごちゃと溢れているこの時代。そういう話題での炎上やネット上の口げんかも絶えませんよね。
うちは幸い、特に大きな問題もない仲良し家族だと思うけど(少なくとも日々、朝ドラの話題でみんなで盛り上がる程度には!)、そうじゃない家も多い。結婚してから好きの気持ちが冷めた……なんて夫婦の話もよく聞くし。
好き同士が一緒にいたいだけなら、いまの時代、結婚しなくたっていいんじゃん?みたいな。(←ちょっと考え方が若すぎ!? 違うんです、悩んでるんです!泣)
だけど、おまつさんがこのふたりにかけた言葉はなんか、すごくスッと入ってきたんですよね。
万太郎と生きる上での大変なことも「大冒険」として楽しむ、楽しみたいと言った寿恵子さん。
そして、「寿恵子さんがそばにいてくれたらどんなことでも成し遂げられる」と言い切った万太郎。
「暮らす」って、とっても大事で、とっても難しいこと。
だからこそ、その大変さとか楽しさ、嬉しさみたいなものも、ふたりで全部半分こするって覚悟を持つことが「結婚」なのかなあって……思いました!
最近の悩みにひとつ、現状の答えが出ました。
おまつさん、ありがと〜!!(現状そういう相手はいないんですけどね 泣)
まあ特にお寿恵ちゃんは、クサ長屋の万太郎のあの部屋見たら、覚悟決めないわけにいかないしね……! あそこに住んでる人と共にする生活、想像したら震えるもん……。
母さん「なんだか母さん、珍しく寿恵子さんに共感しちゃったわ」
見るる「えっ、おまつさんにじゃなくて? なんで?」
母さん「これは初めて話すことなんだけどね、まだ結婚する前、はじめてお父さんの部屋に遊びに行った時、あんまりに部屋が汚くてびっくりしたのよ。それを思い出したのよね」
見るる「えっ!? 父さん、汚部屋出身なの!?」
母さん「そうなのよ。その汚い部屋の真ん中でニコニコして、『好きなところに座って』とか言うのよ? 信じられないでしょ?」
見るる「信じられないっていうか、なんかショック……。母さん、それ引かなかったの? ふつう彼氏の部屋が汚部屋だったら嫌じゃない?」
母さん「それがね、逆に覚悟決まっちゃったのよね。『このひと、わたしがいないとダメなのかも』って思ってね。若かったわね〜(笑)」
見るる「わね〜(笑)じゃないよ!! だから母さん、父さんの部屋掃除するときあんなに念入りなんだ」
母さん「そうよ。父さん、自分じゃ絶対掃除も片付けもしないから、私がやるしかないのよ。その道が正しかったのかどうかは最後にわかることだから、寿恵子さんも頑張ってほしいわ。……あ、この話をしたこと、父さんには言わないでね」
ラジャー、父さんには言わない。記事には書くけどね(←オイ笑)。
それにしても人生、何があるかわかんないな。汚部屋でのちの妻をゲットするなんて……父さん、恐るべし。
母さん「あ、そういえば寿恵子さんのことで、見るるにも聞きたいことがあったのよ。西村家に挨拶したあと、寿恵子さん、万太郎に『八犬伝』読ませてたでしょ? ああいうのって、見るる的にはどうなの?」
見るる「どうって? 微笑ましいシーンだなあって思っただけだけど」
母さん「違うわよ。見るるも寿恵子さんと同じでオタクでしょ? 自分が大好きな本とかを好きな人に見せるって、嫌じゃないの?と思ったのよ」
見るる「(む、娘を全オタクの代表みたいに……)でもそうだな、寿恵子さんにとって『八犬伝』って、自分の魂の半分みたいに大切なものでしょ? それこそこの先一緒に暮らす、生きていくってなった時、それを理解してもらってないとしんどいじゃない? あとシンプルに隙あらば推しの布教はしたいし……(※注意!オタクには個人差があります。見るるの意見です!)」
母さん「ふうん、そうなのね。ちなみに見るるはこういう感じで好きな人に好きなもの教えたりするの?」
ぎ、ギクーッ!
実は見るる、「これを理解できない相手とは別れたっていい!!!」と思って、学生時代おつきあいしていた人に自分の好きな映画やらマンガやらを見せまくって勝手に踏み絵(!?)を行なっていたんだけど……母さん、それ知っていて質問してきてる!? 知ってるはずないよね!?(え、結果!? 聞かないでください……泣)
でもまあ、そうね。この先、見るるの踏み絵を乗り越えてくれた人が、母さんにも紹介できる将来の伴侶になるのかも。
万太郎の植物語りを聞いてくれる寿恵子さん、寿恵子さんの八犬伝を面白いって呼んでくれる万太郎。あ〜、素敵な関係性!
わたしもいつか、そういうふうに好きなものを認め合える相手と巡りあえますように……!
議題その2>>万竹は見納め!? 綾ちゃんへの恋、竹雄も次のステージへ

そうして西村家への挨拶を済ませた万太郎と寿恵子さん。
今度は槙野家へ向かうため、竹雄と3人で佐川へ赴くのでした。
峰屋の繁忙期を避け、季節は春。「甑倒し」という、酒造りの最後の仕込みを終える日です。
見るる「って、佐川に着いたと思ったらさっそく綾ちゃんがお役人にいじめられてる!? 久しぶりの綾ちゃんで喜んでたのに……!」
見る子姉さん「やっぱり女の子だとナメられるのかな……。それにしても万太郎と竹雄の頼りになる感じよ」
見るる「東京で成長したんだねえ。万太郎、めちゃめちゃ当主然としてるし、さも勉強して合格して東大の学生やってますみたいな感じで『今は東京大学に通うちょります』とか言ったよ」
姉さん「相変わらずやり手だな〜(笑)。東京大学の権威をわかっててやってるでしょ」
見るる「町のご近所さん?も味方してくれてよかった。綾ちゃんが頑張ってるとこ、みんな見ててくれてるってことだもんね」
綾ちゃん、東京編が始まる前は赤くてきれいなお嬢さん!って感じの着物でしたけど、今回は小豆色の落ち着いた印象でしたね。
薄桃色の寿恵子さんの着物との対比を意識してるのかな? どっちも似合ってて綾ちゃん、相変わらずとても可愛い!!
姉さん「着物といえば竹雄だけど、夜までずっと洋服着てたね。脱がないのかな?」
見るる「も〜〜姉さんわかってないなあ。あれはね、綾ちゃんに一張羅を見せたかったんだよ、たぶん。また竹様ファンクラブできそうな勢いで佐川女子たちにもウケてたでしょ? 洋服でビシッとかっこいいとこ見せてキメたかったんだと、わたしは思うね」
姉さん「お? 確かに万太郎は寿恵子さんと結婚するし、じゃあもう万竹は見納めかな?」
見るる「そうなんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(泣)。竹雄、佐川に来る途中で寿恵子さんに意味深なことも言ってたし、これはもういよいよ万竹ファンとしての覚悟を決めたほうがいい気はしてるんだよね……」
竹雄「寿恵子さん。佐川におる間に、あなたに大事な役目を引き継いでもろうてもえいですろうか?」
寿恵子「役目?」
竹雄「植物学者 槙野万太郎の助手の役目です」
引き継ぐじゃん!!
これってもう、「自分は万太郎のそばにいなくてもいい」って悟ってる顔でしょ!? 宴会のシーンのことも含めると、竹雄はやっぱり綾ちゃんの元に残るのかな、どうなんだろう……?
姉さん「ちょっと落ち着きなさいよ(呆)。でも綾ちゃんに対して結構バシッと言った竹雄は良かったよね。奉公人が『綾様のことももう主とは思わん』なんて、すごいことだわ」
見るる「そうなんだよね〜〜〜〜〜。万太郎も東京で成長したなと思ったけど、竹雄もすごい成長したよ。前まではあんなにウジウジして綾ちゃんに気持ち伝えられなかったり、万太郎に対しても感情の重い彼女ムーブかましてたのに……なんか、急にしっかり男の子じゃん。二面性最強だわ、尊いね……」
姉さん「万太郎とは対等の相棒だから、もう綾ちゃんとも主従関係じゃないっていうのは考えたよね。竹雄にとっての枷は身分の低さだったから、それから解放されて素直になれたのは本当よかったよ」
見るる「うん、うん……わかるよ……。しかし、綾ちゃんの魔性さヤバくない!? ズルいんだよな綾ちゃん、『この先は(自分は)一人っきりになるがじゃ』って寂しいとこ見せて、いざ竹雄が気持ちさらけ出して寄り添おうとしたら逃げちゃうんだもん」
竹雄「わしは槙野きょうだいが好きすぎる、井上竹雄じゃ。あなたのことが好きな、ただの男じゃ! ほんじゃき、あなたを一人っきりにはせん」
綾「井上竹雄」
竹雄「……はい」
綾「……呼んでみただけ」
見るる「ここ〜〜〜〜!! ズルいズルい、こんなの沼っちゃうじゃん。一回フルネームで呼んでくれて、それで突き放すんだよ? 奉公人扱いじゃなくて一人の男“井上竹雄”として扱われたいっていうのは竹雄が一番思ってることで、そんなこと綾ちゃんも全然わかってて……『男としてあなたが好き』ってはっきり言ってるのに、それに返事をするでもなく、フルネームを『呼んでみただけ』。でも確実に新しい関係性は始まってるあの感じ! そりゃあ竹雄も手で顔覆ってあの顔になるって!! 綾ちゃん! もしかして無意識!? 意識してあれ!? どちらにせよ恐ろしい子……」
姉さん「お、おう……。あんた、万竹以外のこともその熱量で話せるんだね?」
見るる「話せるよ!! 竹綾も最高。わたし、カップリングは全然固定じゃなくてもいい派。生き生きとした魅力的なキャラクターがくっつきそうになったり実際にくっついたりするのを見るのが好き派! 全体のストーリーが面白ければそれで良い!」
姉さん「よくわかんないけど、見るるが楽しそうならそれでいいや……(笑)」
万太郎と寿恵子さんは結婚したけど、頑張り屋さんで、弱いとこもあって、でも魔性で、かつ男前当主(「酒〜! 峰乃月持ってきいや!」)の綾様は、竹雄とこの先どうなっていくのか〜〜……。
うおお、がんばれ竹雄―!!! 朝ドラ見る家は、万竹だけでなく竹綾も応援しています!!
議題その3>>病のタキおばあちゃんと、花開く万太郎の夢

見るる「しかし、心配なのはタキおばあちゃんだよ。明治時代の平均年齢が44歳前後だったって考えると、おばあちゃんはもう65歳。長生きだけど、そろそろ……」
父さん「もう長くはないのかもしれんが、いつまでもつか……。病人の演技をする松坂慶子さん、さすがだなあ」
見るる「祝言あげるって言ってたし、来週はきっとそれでしょ? 結婚式終わるまではせめて頑張ってほしい……! なんか寿恵子さん、『いつか万太郎さんが父親になったら』とか言ってお子フラグ立ててたし、あわよくばひ孫が産まれるまで……いや、それはさすがに厳しいかなあ(泣)」
父さん「寿恵子さんと勝負なんてしていたが、あれも無理していたんだろう。父さんはかるたシーンが見られて嬉しかったが」
父さん、あれはかるたじゃなくて『百人一首」ね! 群馬出身で上毛かるた大好きだからって、あの手の遊びをひとくくりにかるたっていうのやめてほしい(苦笑)。
自分もつらいし、本当はもっと長く大好きな孫である万太郎と一緒にいたいのに、「早う祝言を挙げて、1日も早う東京に戻りい」と言うタキおばあちゃん。
おばあちゃんがそう言うのも、つらいけど無理はありません。
なにせ、万太郎が採集してロシアに送った土佐植物標本のうちの一つ、マルバマンネングサが新種の植物だと判明したんですもん。
万太郎「わしが送った土佐標本の中から、マルバマンネングサが、新種の植物じゃと認められたがじゃき!」
万太郎「学名は、『Sedum makinoi Maxim』。この最後の『マクシム』はこの学名の命名者、つまりマキシモヴィッチ博士のことじゃき。で、その前の『セドゥム・マキノイ』、これが新種に付けられる学名じゃ」
万太郎「で、その『マキノイ』は…マキノイ…マキノ…槙野じゃ!」
見るる「おばあちゃん、本当は一緒にいたいのに、万太郎の夢のことを思ってそのことを言わないの、ほんと泣けるな……。でも、1個疑問なんだけど、マルバマンネングサの命名者は万太郎じゃなくてマキシモヴィッチ博士になっちゃうんだね」
父さん「標本の鑑定をしたのがマキシモなんとか博士だからってことなんだろうな。まあ、色々照らし合わせて調べてくれて親切な話ではあるが……学者の世界も出世争いが激しいっていう話はよく聞くし、そうやって発表をとられてしまうのはあまり良いことではない気がする」
見るる「日本は今どうしても西洋に遅れをとってるから、仕方ないことなのかなあ……でもなんかモヤモヤする〜!」
父さん「というか万太郎、雑誌創刊の時もあの田邊教授に手柄を横取りされそうになっていただろう。あいつ、自分が自分がとばかり言って怪しいんだ。気をつけるんだぞ、万太郎! 負けるな!!」
父さん、仕事してて誰かに手柄横取りされちゃったことがあるの?ってくらいの剣幕。詳しくは聞く勇気ないけど……社会人って、大変だよね。
でも確かに父さんの言う通り、植物学教室はなんとなくずっと不穏だし、頑張った万太郎がイマイチ報われきれてない気がするのも事実。
これから万太郎は植物図鑑を作るんだし、う〜〜ん、何もなきゃいいんだけど……!
さて第13週、「ヤマザクラ」。
来週はついに祝言編!(?)
万太郎と寿恵子さんの結婚式、どんな風なんだろう……お寿恵ちゃんの花嫁衣装、絶対いいじゃん! 楽しみすぎる〜〜!!
姉さん「そういえば今週は丈之助さんがかなりいい味出してたけど、あの人、出会う順番が違ってたら丈之助さんが寿恵子さんと結婚してたかもしれないって思わない?」
見るる「『俺を嫁さんにしてくれ!』発言でしょ?(笑) 確かに、お寿恵ちゃんも丈之助さんも、ふたりとも文学の人だもんね。それはそれで……うん、別世界線のお話としてはかなりあり」
姉さん「うわ、見るるがカップリングを噛み締める顔をしている(呆)。まあこの世界線の丈之助さんには、これをバネにして偉大な天才小説家になってもらうとして……可能性は色々あったけど、それでも万太郎と寿恵子さんが結婚することになったって、なんかロマンチックだよね」
見るる「うん。あ〜〜、竹雄と綾ちゃんの動向も見逃せないし、来週も楽しみ〜〜!!」
ということで、今回はここまで。今週の会議、終了!
(文責・朝ドラ見るる)