特集ドラマ「幸運なひと」
3月6日(月)よる9:00〜10:29(89分)BSP/BS4K
ドラマの舞台裏ドキュメンタリー
3月6日(月)よる10:29〜10:59(30分)BSP/BS4K


日本人の2人に1人がなるといわれる「がん」。特集ドラマ「幸運なひと」では、がんとわかった後も続く「日常」 を夫婦の目線で描く。仕事のこと、子どものこと。これまで先延ばしにしてきた夫婦が、夫のがんをきっかけに関係を再構築していく。夫婦役を演じるのは、生田斗真さんと、多部未華子さん。

ドラマ本編の直後には、舞台裏を記録したドキュメンタリーもあわせて。生田さん、多部さんが、がんの当事者やその家族と対話する様子を収録。ドラマと合わせてご覧いただくと、「幸運なひと」というタイトルの意味がわかる。そんなドキュメンタリーとなっている。


体育教師で、突然「肺がん」だとわかった夫
松本拓哉役:生田斗真

生田さんコメント
このドラマの撮影中に経験した事は、決して忘れられない大切な時間になりました。力強くがんと共に生きている方々と沢山出会い、一分一秒を無駄にせず、今を輝かせている姿に何度も心を打たれました。みんなで一緒に泣いて、一緒に笑って創り上げた作品です。 どうか、このドラマが誰かの命を照らす光となってくれる事を願っています。


ミュージシャンのマネージャーで拓哉の妻
松本咲良役:多部未華子

多部さんコメント
がんをテーマにした作品に参加するのは初めてでしたので、がん患者に向き合う妻として、1人の女性としてどのようにお芝居をしたらいいのか、この表現でいいのか…と毎日悩みながら撮影に参加させていただきました。拓哉と咲良が、どうやってお互いを思いやり、どのようにがんと向き合い、選択していくのか。温かく見守っていただけたらと思います。


中村昭彦役:山中崇

拓哉の主治医(腫瘍内科医)。「治療するか?」「子ども持つか?」に悩む拓哉・咲良夫婦を、言葉少なに見守る。


吉井理沙役:西田尚美

咲良の勤め先(音楽事務所)社長。夫・拓哉のがんがわかった後 「仕事をセーブしたい」と言う咲良に複雑な思いを抱く。


松本小百合役:宮崎美子

拓哉の母親。地元・横須賀でパン屋さんを営む。子どもの頃から好きなことをしてきた拓哉を支えてきた。


山内役:相島一之

拓哉が参加したがんの「患者の会」で、自らの体験を語る。相島さん自身も病を克服した経験を持つ。


中澤哉太役:加藤諒

拓哉の中学時代の同級生。駅伝ランナーだった拓哉は憧れの存在。地元・横須賀で保育士をしながら、拓哉・咲良夫婦を見守る。


【あらすじ】

拓哉(36)は中学校の保健体育の教師。仕事に力を注ぎすぎ、家では面倒なことは後回し。一方、音楽事務所でミュージシャンのマネージャーをしている妻の咲良(34)は、ようやく自分の人生をつかみつつあった。
拓哉のがんがわかったのはそんな時。二人は先送りしてきた問題「子どもを持つかどうか」の選択を突き 付けられた。普通の暮らしがどんどんできなくなる2人は「夫に残された時間が子どもを作るタイムリミット」 という現実に直面する。

拓哉は、人生のチャンスをつかみ輝く妻への嫉妬が抑えられず、そんな自分に当惑していた。一方で、「自分の仕事を犠牲にして夫に尽くしたほうがいいのか」と悩む咲良は…。

がんとわかった後も続く「日常」。これまで、お互いを傷つけないよう気を遣って生きてきた夫婦が、夫のがんをきっかけに、キレイ事なしに向き合って関係を再構築していく。