皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今年も、朝ドラ見る子の気ままな朝ドラレビューをよろしくお願いいたします。

しかし、新年早々、「おめでとうございます」とは言いづらい金曜日の朝でした。
……お父ちゃん(高橋克典さん)!!!
手術室から出てきたお医者さんに「助けられませんでした」って言われ、思わず「うそや」って、一回笑っちゃうお母ちゃんこと永作さんの演技がすごすぎ……。我慢しようと思ったのに、、つられて泣いちゃった人、挙手!
はいっ!(←おまえか)
私だけじゃなくて、「あさイチ」の鈴木菜穂子アナだって号泣⁉してましたもの。「ぜんぜん飲み込めない……」って。

わかってた、私はわかってたのよ。こんなにいいお父ちゃん、朝ドラという物語では長生きできないこと。でも、新年早々にこんな展開アリなの……っ⁉
朝ドラってシビアだわ、非情だわ。(←おいおい)

ちょっと前の、五島編のまったりや航空学校編のバタバタが、もはや懐かしい。パイロットの卵に成長して、頼もしく見えてた舞ちゃんが、すっごく小さく頼りなく、全然、お子様に見える。社会って、本当にシビアなんだなぁと心から思わせられる展開でした。はぁぁぁぁ……。

そんなわけで、テンション低めではありますが、今週も振り返っていきましょう!


とはいえ、まずは紅白歌合戦とか! お正月スペシャルとか!

ふだん、ここではドラマのレビューのみにして、関連番組の話はするまいと思っている見る子なんですが(だってキリがないし……)、やっぱり、「紅白歌合戦」は朝ドラ見る家としてはチェックしないとあかんでしょう!
ということで、見ましたよ~。こたつにみかんをセットしてね!(途中から地酒とつまみでしたが笑)

そう、今年は審査員席に舞ちゃん!(福原遥さん)
笑顔で歌って踊る柏木学生(Snow Manの目黒蓮さん)&お兄ちゃん(関ジャニ∞の横山裕さん)!
うちの父は、結局、指摘されるまで気づきませんでしたが、なんだか大集合な感じでちょっとうれしかったですよね~。

そうそう、back numberがドラマ主題歌の「アイラブユー」を披露してくれましたね。それにはさすがの父もしっかり気づいて、「こんな歌詞だったのか~、ああ、あれ、『横切ったネコ』って歌ってたのか~」ですと! なんて聞こえていたんだね!?

主題歌といえば、「ちむどんどん」の主題歌『燦燦』の三浦大知さんも登場。応援に駆けつけたのは、「ちむどんどん」のヒロイン・暢子こと黒島結菜さん。わ~い、久しぶりだ~!(もちろん、黒島さん自体は大活躍中で、全然見るのは久しぶりではないけど、やっぱりNHKで見てこそ暢子って感じがしませんか?)
ってな感じで、「紅白」でたっぷり年末感を味わいました。

そして、3日は、「正月スペシャル」と題して、「お好み焼き屋うめづ」のセットで特番が放送されたんです! 皆さん、お気づきでした!?
私、箱根駅伝に夢中で、あやうく見そびれるところだった見る子ですが、しっかりNHKプラスで見ました!(一回見そびれてるでしょ)

みなさんも、舞ちゃんとチビ舞ちゃん(浅田芭路さん)、さくらさん(長濱ねるさん)のすてきな晴れ着姿を、ぜひチェックしてくださいね。
注目だったのは、貴司くんを演じる赤楚衛二さんが、うめづの両親(山口智充さん&くわばたりえさん)に向けて寄せたビデオレター!

印象的だった親子のシーンを振り返りながら、「うめづに生まれてきてよかった」と役になりきったコメントに、うめづのお母ちゃんは涙、涙! どんだけいい子なの、貴司! というか、赤楚くん!
 
NHKプラスでの見逃し配信はこちらから!(1/10(火) 午前8:15 まで配信)
「舞いあがれ!お正月スペシャル[関西限定版]」も見逃し配信中です!(1/16(月) 午後10:37 まで配信)

でもね、いくら正月だからとはいえ、着物着て、おせち料理並べて、舞台裏トークって。ドラマでは、今、あんなことになってるのに……と、思いはしましたよ。しましたけど! それでも、赤楚くんのキラキラの瞳で、もう、うん、得した気分になってしまった、現金モノの見る子なのでした。


からの、お兄ちゃんの正論にギャフン!だった件。

さて、話をドラマに戻しましょう。
工場見学にやってきた悠人ことお兄ちゃん。うれしそうに出迎える舞ちゃんですが、お兄ちゃんの関心は、「この機械、なんぼぐらいするんですか?」
いや、感じ悪!って、一瞬思ってしまうんですが。

そのあとも、お父ちゃんに向かって、工場経営のダメ出しオンパレード。楽しいはずの夕飯の席も台無しで……。ああ、でもお兄ちゃんのダメ出し、本当に正論で、見ていてつらい~。
「親父がどんだけ工場のことを大事に思ってようが関係ない。利益が出されへん会社は潰れるしかない」
うん、本当それな!
だけど、その「正しさ」がわからない舞ちゃん。いや、わかっていても、身内だからこそ、納得できないって感じなのかもしれない。

舞ちゃん「工場のためにできることは何でもやりたいと思ってる。そやから商品梱包の仕事始めて……」
お兄ちゃん「それはお前の自己満足やろ。お前、来年にはパイロットになって家出ていくんやろ。そのあと工場がどうなんのか考えたことあんのか? お前がやってることはその場しのぎの親切やねん」

そうなのよ~~~~!私も、それ、見ていて思ってた。
だって、商品梱包のパートさん、全員解雇しちゃったから、舞ちゃんが無給でその仕事をやってるんだよね。だけど、舞ちゃんが出ていくはずの1年後、そのパートさんが再雇用ができる保証なんて少しもなくて、それで、大丈夫なのかい?って。元パートさんたちだって、次の勤め先にいたら、簡単に戻っては来られないだろうし。どうするの~?って。
お兄ちゃん、その詳細までは知らないはずなのに、ビシッと指摘しちゃうんだもんなあ。

「それでつぶれた会社いくつも見てきた」的なことも言っていて、実は、お兄ちゃんも生き馬の目を抜く社会で生きている社会人なんだよなあと実感します。
それに比べて、やっぱり舞ちゃんはまだ子どもというか、甘いんだよね。つらいけど。
いや、ここからの成長が、ドラマとしては見どころなんだと思ってるよ! がんばれ、舞ちゃん。

それにしても、お兄ちゃん。お父ちゃんとは喧嘩して家を出ていくけど、舞ちゃんからの呼び出しには応じるのね。それだけは救いというか。なんかちゃんと家族なんだなってホッとする部分ではありました。


今週の朝ドラ見る家、父、思い出を語るの巻。

とにかくシビアなシーンが多かった今週。
サブタイトル「父の背中」に触発されたのか、うちの父も語りだしました。
たまには真面目な父の主張も聞いてみましょう……。

父「実はさ、俺も若い頃、倒産寸前の会社にいたことがあったんだよ。家族経営ではなかったんだけど、社長も社員も、仲が良くてアットホームで、いい会社でな。大好きな会社だった。でも、何かがうまくいかなくなってしまって。
まだ若かったから、その具体的な理由はよくわからなかったんだけど、とにかく経営がまずくなってしまったんだな。で、それから、仲が良かったはずの社長と社員もギスギスし始めて……。何しろ、ボーナスは雀の涙、昇給もストップ。もちろんサービス残業。出張すら手弁当になるときもあった。最初はやりがいもあって、仕事は金じゃないって思って働いていたのに、俺も、どんどんそういうことばかりが気になってしまってなあ。
でも、社長は、いい人だから、リストラをしないんだよ。それがかえってつらかった。だって、どう見ても、役に立ってない社員もいたから。長年会社にいるから給料は俺たち若手よりもいいだろうに、機械がてんでダメ、覚えようともしない、電話にも出ないっていう人たちがいる。
でも、切れないんだよ、社長は。出張土産はいつも豪華だけど、契約は全然取れない営業とか。経営がうまくいっているときは、それも笑い話だけど、だんだん、『なんであいつを切らないんだ』って、みんな言い出すようになって。日に日に、会社の雰囲気が悪くなっていく。思い出しても嫌だったなあ」

見る子「それでどうしたの? つぶれたの?」

父「俺は、その前に辞めた。ちょうど、章にいちゃんと一緒だよ。子どもはまだだったけど、支えなくちゃいけない家族がいたし。ほかの会社に移ることになった。というか、移ることに決めた。で、結局、その会社はなんとか生き延びて……今もつぶれてはいないよ」

見る子「じゃあ、よかったじゃん」

父「そうなんだけど……。あとから、お前は裏切者だって言われたのがなあ。今でも、悔しくて、忘れられない。自分としては、大好きな会社だったからつぶれてほしくなくて、口減らしのつもりで離れたっていうのもあったんだよ。社長が切れないなら、自分から切るしかないな、みたいな」

見る子「え? でもまだ、若かったころの話でしょ? 別に、重鎮級のお給料もらってたわけじゃないんでしょ?」

父「そうだけど、なんか、思いつめちゃったんだよ。俺なりに」

見る子「ふうん……」

父「まあ、そこにとどまって、立て直しに貢献できるくらい頑張ればよかったな、と思うときもあるよ。というか、何度も思ったよ。でも、ほかの会社に移って、いろいろな経験をしたからこそ思うのは、やっぱり会社にとって社長、経営者は、大事だってことなんだよな。特に小さいところは、社長の器にすべてがかかってる。本当にこれはさ、これだけはさ、いい人だからって、いい社長とは限らないんだよ……」

……なるほどなあ、です。
舞ちゃんのお兄ちゃんみたいに、ビシッと言わない分(うちの父の話は長いんです)、なんか、ずっしり、重みがある話でした。
そうかー、苦労したのね、うちのお父ちゃんも……。長生きしてねっ!


来週、「決断の時」。
時間よ、戻れ~~! 戻ってくれ~~! と、言いたいけど、たとえドラマであっても、過ぎてしまった時間は戻らないんですよね。

お父ちゃんが亡くなった悲しみにくれている場合ではないんです。
完全に行き詰ったIWAKURAをどうするべきか。畳むべきか、売るべきか、それとも大量リストラで生き残るのか? いよいよ、決断を迫られるってことですよね。

しかし、お兄ちゃんは会社を継ぐ気はさらさらなさそうだし、だけど、古参の笠巻さんは社長っていうタイプの人ではないし。続けるなら、やっぱりお母ちゃんが……?

ここで刺さって来るのが、柏木さんが舞ちゃんにかけたひと言「パイロットにはなるんだよな?」ですよ。
え!? なるんだよね!? 舞ちゃん?
でも、会社のことやお母ちゃんのことを考えたら、なんか、どう思ったらいいのか……。

まさか、そういう意味でも、「決断の時」なのか?
どちらにしても、なんだか、来週は涙なしには見られない予感。
皆さんも、ハンカチを用意してのぞみましょう……。
では、また来週!

朝ドラ見る子 (あさどら・みるこ)

“朝ドラ”を見るのが日課の覆面ライター。朝ドラを日々のスパイスとして、朝ドラをきっかけにいろいろなことを考えたり、人と話したりするのが好き。地方生まれ、東京暮らし、ときどき帰省。その影響で、最近は両親(60&70代のシニア夫婦)も朝ドラを見るのが習慣に。さらに、渋いおじさん好きの姉(朝ドラ見る姉)と若いイケメン好きの妹(朝ドラ見るる)も。家族ぐるみの(?)、自由気ままなレビューをお届けします♪