クローズアップ現代「沢木耕太郎 自由を広げ、生きる」
1月10日(火)総合 午後7:30~7:57
再放送 1月11日(水)BS1 午後5:30~6:00

※放送後1週間、NHKプラスで見逃し配信予定


「これが人生最後のノンフィクションになっても納得がいく 」。日本を代表するノンフィクションのトップランナーはカメラを前に心境を語った。

『一瞬の夏』『深夜特急』など、人物や旅を鮮やかに活写する作品で多くの人を魅了し続けてきた沢木耕太郎。近年テレビ出演を断り続けてきた沢木さんが、クローズアップ現代の独占インタビューに応じた。

“最後になっても”と語ったのは、着想から25年もの歳月をかけた長編『天路の旅人』。主人公は“人としての理想形”ともいう人物だ。第二次大戦末期、日本陸軍の密命を受け「密偵」として中国大陸の奥深くまで潜行、ラマ僧に扮して旅を続けた西川一三(かずみ)。帰国後は一転、盛岡の一化粧品店主として淡々と同じ日常を繰り返し、2008年、89歳で亡くなった。

ここ数年、新型コロナウイルスの影響で外国を旅することが出来なくなった沢木さんは、この間、希有な旅人の足跡を追い続けた。沢木さんの心を打ったのは、西川の制約のない自由を手にしていく姿、そして晩年の「足るを知る」佇まいだった。

混迷の時代、一日一日をどう生きるのか。沢木さんの自問自答は、困難な現代を生きる私たちの足元を照らす道標となるはずだ。デビューから52年。沢木さんの「人としての理想のあり方」に耳を傾けた桑子キャスターによる2時間単独インタビュー。

ドラマ「劇的紀行 深夜特急」で沢木耕太郎役を演じた、大沢たかお。
斎藤工は、沢木さんの作品に影響を受けたという。

さらに、沢木作品に強く背中を押されてきたと語る俳優・斎藤工さんや大沢たかおさんのインタビューも交え、心を打つ言葉の数々を、2023年の幕開けに送る。

朗読は、満島真之介。