「グレーテルのかまど スピンオフドラマⅡ~パティシエ・ヘンゼル クリスマスの魔法~」
12月21日(水)Eテレ 午後10:00~10:45
再放送:12月24日(土)Eテレ 午後3:15~4:00 12月27日(火)Eテレ 午後2:30~3:15

出演:瀬戸康史、キムラ緑子、宮澤エマ ほか 声の出演:マキタスポーツ、真飛聖


2022年元日の放送で注目を集めた「グレーテルのかまど」スピンオフドラマの第2弾がこの年末に放送予定だ。
姉・グレーテルのためにお菓子を作り続ける15代ヘンゼル(瀬戸康史)。彼の未来をのぞくと、街の繁盛店 Chez mon frère(シェ・モン・フレール“私の弟”の意)をかまえ、いまや弟子を抱える、人気のパティシエとなり大忙し! かつてヘンゼルに菓子作りを指南していた<魔法のかまど>(キムラ緑子)も、ヘンゼルごひいきの喫茶店のマダム・門真みどりとして、ヘンゼルを見守り続けている。

3人のアシスタントを抱えるヘンゼル。クリスマス前、店の厨房は一段と忙しい。

クリスマスシーズンで多忙なヘンゼルに、心ときめく女性との出会いが訪れる。だが、彼女はこの世に未練の残るゴースト(宮澤エマ)だった——。クリスマスを舞台に繰り広げられるロマンチックホラー・コメディー。さらに番組では、欧米諸国のクリスマスの風景もご紹介。各地の“世界一のクリスマススイーツ”も登場!

ドイツのシュトレン。真っ白なその姿は、おくるみにくるまった幼子イエスをかたどったとか。
フランスのクリスマススイーツ、ビュッシュ・ド・ノエル。まきの形にも古くからのいわれが。

ヘンゼルを演じる瀬戸康史に、スピンオフドラマの見どころと11年続けている番組への思いを聞いた。


瀬戸康史 インタビュー

——スピンオフドラマ第2弾の放送が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

瀬戸 通常放送とは違ったテイストで、大人になったヘンゼルを演じられることは楽しいですし、なにより尊敬する(キムラ)緑子さんと一緒にお芝居できることがうれしいですね。緑子さんは、いつもほめて、甘やかしてもくれて(笑)、とても大切な存在です。また、前回(スピンオフドラマ第1弾)の美村里江さんのゲスト出演に引き続き、今回は宮澤エマさんがゲストで参加してくださったこともうれしいです。エマちゃんとは同学年でして、去年ミュージカル「日本の歴史」で初めて共演しました。そして大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、僕が演じる北条時房のお姉ちゃん役(実衣)を務められ、今回はヘンゼルが恋するゴースト役。すごく縁を感じますし、一緒にお芝居をしていて楽しいですね。

トキューサと実衣の共演!

——「グレーテルのかまど」は放送開始から11年。番組への思いを聞かせてください。

瀬戸 もうなくてはならない存在ですね。「グレーテルのかまど」のヘンゼルが、自分の一部になっているといいますか。僕と緑子さんの掛け合いも、放送当初からわいわいとした感じだったんですが、そのまま11年続けられたことは奇跡のように感じます。皆さんとの仲もさらに深まっていますね。また、「“グレーテル”見てます!」と声をかけてくださる方も増えているように感じます。お菓子屋さんなどに行くと、絶対“グレーテル”を見てくださっている方がいるんです、本当にうれしいですね。

——放送後、SNSでも反響が多くありますね!

瀬戸 それだけ注目いただけていることはうれしいです。最近の放送回だと、「ゴールデンカムイのカネ餅」(11月28日放送)は、たくさんの反響をいただきました。この放送の前に、「鎌倉殿の13人」(6月26日放送 第25話)でへたくそな餅を作っていたんです。大泉洋さん演じる頼朝が、時房が作った餅でのどを詰まらせてしまうんですね。“鎌倉殿”ではへたな餅を作り、“グレーテル”ではちゃんとした餅を作る、そのギャップに少しバズりました(笑)。

——ヘンゼルを演じながら料理をする難しさや、楽しさについて教えてください。

瀬戸 演じながら調理をする難しさはもうあまり無くて、逆に楽しいですね。もちろん、手順を覚えたり、温度の調整だったりは難しくもあります。僕は体温が高い方なので、チョコレートなどを触ると、溶け始めたりすることもあって……。そういった苦労はありますが、それよりも、最初は大丈夫かな?と思っていたものが、どんどん完成に近づいていくうれしさのほうが勝っています。

——今後、挑戦したいことや目標はありますか?

瀬戸 今回、あめを使ったんです。糸のように細くしたり、丸めたりしたんですが、実は、あめを使ったスイーツは、あまりやっていないんですよ。だから、あめ細工などに挑戦してみたいですね。ステンドグラスみたいにできたら、面白そうですよね。今後の目標は、引き続きヘンゼルを演じていけたらと思います!

——放送は年末となりますが、瀬戸さんにとって2022年はどんな一年でしたか?

瀬戸 今年はめまぐるしかったですね。いろんな作品に携わらせていただき、そのときどきに、大きな壁があって。その壁を毎回乗り越えたのか、壊したのかは分からないですが、その繰り返しだったように思います。疲労はありましたが、とても達成感のある一年でした。

——最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!

瀬戸 スピンオフドラマ第2弾は、ファンタジーになっています。思いを込めて一生懸命に作れば、どんなに遠くにいる人にもその思いは届く。誰かを思って料理を作ることは、こんなにもすてきなことなんだ――そう感じていただけると思います。ぜひ、多くの方に見ていただけたらうれしいです。