BS時代劇「赤ひげ4」(全8話)
毎週金曜 BSプレミアム/BS4K 午後8:00~
再放送 翌週日曜 BSプレミアム/BS4K 午後6:45~

2年ぶりに、あの“赤ひげ”が帰ってきた! 貧しい者の治療に奮闘する医師・赤ひげたちの日々を描く、山本周五郎原作の人情時代劇「赤ひげ4」。今シーズンでは、これまで語られることのなかった赤ひげの過去に踏み込む。主演・船越英一郎さんと、赤ひげの過去に関わる重要人物・おたね役を演じた戸田菜穂さんに、共演の感想と物語の見どころについて聞いた。


——「赤ひげ4」の制作が決まったことをお聞きしていかがでしたか。

船越 初めて“赤ひげ”を演じてから5年経ちますが、今ではふだんの生活の中心に、赤ひげ先生がいると感じるほどです。そのくらい赤ひげを演じることがライフワークのようになっているところにシーズン4のお話をいただいて、“欣喜雀躍” “狂喜乱舞” “羽化登仙”といったような気持ちです(笑)。
また回を重ねるごとに、出演者、スタッフの皆さんとのつながりもどんどん強くなっています。「赤ひげ」への愛情が半端ではない皆さんと、同じ熱量で作品づくりができる喜びをひしひしと感じています。

戸田 今回、多くのファンがいらっしゃる「赤ひげ」に出させていただけることは、とてもうれしかったです。ただ、少し難しい役どころを演じることもあり、楽しみな反面、不安も抱えながら撮影現場に通っていました。

船越 本当に難しい役だったと思います。今回は、赤ひげの過去が明らかになるシーズンとなりますが、そのキーパーソンとなるのが戸田菜穂さん演じるおたねです。彼女が、記憶喪失の女として登場したときから、赤ひげとおたねの間には何かあると感じる場面がたくさんありますが……、その真相にはなかなか踏み込まない(笑)。おたねの記憶はいつ戻るのか? 赤ひげとの関係性は? おたねの正体が明らかになったときに、シーズン3までの伏線も回収されていくことになります。ぜひ、ご期待いただければと思います。

——約2年ぶりの撮影ですが、保本登を演じる中村蒼さんはじめ、養生所メンバーに成長や変化などは感じましたか?

船越 「赤ひげ」撮影での楽しみは、彼らの成長ぶりを見せていただけること。シーズン1の頃は、俳優としてのキャリアをこれから積み上げていく方も多く、その粗削りなところもまた魅力的でした。ただこうして回を重ねると、それぞれ他の作品でめざましい活躍をされ、いろいろなものをインプットしてくる。そして「赤ひげ」の現場に帰ってきたときに、惜しみなくアウトプットしていただける——。これが本当に大きな刺激となっています。

戸田 現場では、船越さんが赤ひげ先生のように、若い役者さんたちを温かく見守りながら、引っ張っていらして、本当に頼れる存在でした。撮影は先日終わったのですが、まだその余韻がちょっと抜けなくて。それほど、心を大きく揺さぶられた撮影となりました。

船越 戸田さんのおたね役にかける思いが痛いぐらい伝わってきましてね。戸田さんとおたねさんの境目が分からなくなるくらい。まるで憑依しているといいますか。おたねさんが本当に存在していると感じるほどでした。

戸田 ありがとうございます、何よりもうれしい言葉です。今回の撮影では、これまで見たことのないような景色をたくさん見ることができ、いろんな感動をもらいました。おたね役を演じきれて幸せでした。

船越 戸田さんとすてきなお芝居ができたこと、感謝しています。あと、今回は前田公輝さんはじめ、連続テレビ小説「ちむどんどん」と「赤ひげ」の現場を行き来する俳優さんも多かったんですよね。“朝ドラ”のエネルギーを毎回注入してもらっていました(笑)。

——今シーズンでは、赤ひげが小石川養生所を去る!? という展開も。最後にメッセージをお願いします。

船越 そうですね。第1話で大岡越前から、新たに幕府が開校する医学校の校長になるよう命じられます。赤ひげが養生所を去るとなれば、誰に養生所を託すのか? 保本か、津川か、それとも全く別の誰かなのか。赤ひげの過去と同時に、養生所の行く末も想像していただけたらうれしいです。

戸田 養生所内のやりとりですてきだなと感じたのが、赤ひげ先生が、患者のことを思って叱ること。「自分の人生は自分で決めろ」など、びしっと言ってくれる姿にグッときました。 こんな人が近くにいたらいいなあって。 叱ることはとてもエネルギーがいることで、それだけ患者さんに寄り添っている証。ご覧になる皆さんにも、響く言葉があると思います。

船越 「赤ひげ」は、大河ドラマなどではなかなか描かれない、江戸の市井の暮らしに触れることができます。何を信じていいかわからない、先が見えづらいとき、支えになるのが「人と人との絆」だと私は思います。その絆をものすごく丁寧に描いているドラマです。どうにもならない苦境もありますが、それを乗り越え、また人生を営み続けていく——。今を生きる人への応援ドラマになっていると思います。

戸田 赤ひげ先生の言葉をはじめ、何かの支えになるような、すごくいいセリフがたくさん散りばめられています。 時代劇ならではの、ゆったりとした温かい時間も感じられると思いますので、お楽しみいただけたらうれしいです。

船越 皆さんの心にしみる「笑って泣けるエンターテインメント」作品です。ぜひ、ご覧ください。


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