公判中に倒れた直言なおこと(岡部たかし)は、自分の無実を信じるとも(伊藤沙莉)の気持ちに応え、取り調べで自白を強要されたことを告白する。

これで一安心と胸をなでおろす花江(森田望智)に対し、寅子と優三(仲野太賀)は、検察が自白の強要を認めるはずがないと考えていた。

無罪を勝ち取ることは絶望的と思われたが、直言の自傷防止のために革手錠を使用した、という検察の説明から、寅子はある法律の条文を思い出す。